バルセロナが6日にジッダ(サウジアラビア)で開催されるスペイン・スーパーカップの遠征メンバー28人を発表し、渦中のダニ・オルモ(26)とパウ・ビクトル(23)が含まれた。
ダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手登録は、財政難によるサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の問題をバルセロナが以前より抱えていることで1月1日に抹消された。
さらにスペインサッカー連盟とスペインリーグが4日に共同で、「ライセンスが取り消された選手は同一シーズン中、所属していたクラブで再び選手登録することはできない」という規定に従い、バルセロナの登録要請を拒否する声明を出しているため、8日に行われるスペイン・スーパーカップ準決勝ビルバオ戦に出場できない状況にある。
しかしスペイン紙ムンド・デポルティボ紙によると、バルセロナは7日に選手登録の暫定措置を求める書簡をスポーツ仲裁裁判所に送る予定であり、2人はそれが認められてプレーできる状態になるのを待っているとのことだ。
その他、今回の招集メンバーで注目は、昨年12月のレガネス戦で右足前脛腓靭帯(じんたい)損傷のけがを負ったヤマルが復帰したことだろう。
(高橋智行通信員)