楽天藤平尚真投手(26)が、球団の日本人最多ホールド更新に意欲を示した。先発から中継ぎに転向した昨季は、負傷離脱がありながらも47試合で20ホールド。ホールド数の球団記録は17年ハーマンの33だが、日本人では15年に青山浩二(現2軍投手コーチ)がマークした31が最多。まずは青山超えに照準を合わせ「そこはやっぱり目指したいところ」と力を込めた。
藤平は今江前監督からリリーフ転向を告げられてすぐのタイミングで、歴代の楽天選手のホールド数などを自ら調べたという。もちろん、青山コーチの記録も「知ってます」と即答。昨季1軍担当の同コーチは、現役時代から食事やゴルフに行くなど身近な存在だった。気になることがあれば「『どうなってるんですかね?』とかも聞けたので、(昨季は)気持ちのストレスはすごい少なかったですね」と支えられた。
昨季、50試合近くに登板したことでリリーフの過酷さを身をもって感じた。「中継ぎはどっちかと言ったらチームを支える側で、あんまり大きくは目立たないところですけど、アオさん(青山コーチ)とか、本当にそういう中でもすごい成績を残してる」とリスペクト。今度は自らが数々の記録を塗り替える番だ。