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クリヤマHD---超割安銘柄 PER6倍、PBR0.5倍、配当利回り4.84%(3)


クリヤマHDは、現在の株価がPER6倍、PBR0.5倍、配当利回り4.84%という割安な状態にある中、北米市場での物流と生産体制の強化に注力しています。イリノイ州の配送センターやカナダでの拠点移転により効率化を図り、関税制度の変化に対応した柔軟な生産体制を構築します。中期経営計画「KMP Action1」では、産業資材事業やホース事業、研究開発への200億円以上の投資を通じて成長スピードの加速を図り、2027年までにROEを8%以上に向上させることを目指します。また、配当性向30%以上を維持し、株主優待を再開する方針です。ガバナンス強化や人的資本の向上を通じて、持続的な企業発展を目指します。

*15:10JST クリヤマHD---超割安銘柄 PER6倍、PBR0.5倍、配当利回り4.84%(3) 「ホース事業のトピックス」について2ページに渡ってご説明させていただきます。

まずは「米国物流プラットフォームの進化」についてです。

当社グループの最大マーケットである北米市場は、短期的には米国新政権の取り組みにより先行きの不透明感が増しておりますが、中長期的には底堅い成長を見込んでおります。

日本の約25倍の広さを持つ米国全土をカバーする物流網の品質向上は、競争優位性を高める重要な要素であると考えております。

イリノイ州ハントリ―にある中央配送センターを主軸に支店倉庫の移転・拡張を推進することで、顧客満足度の向上、配送の効率化、保有在庫の最適化に努め、機会損失の低減に加え収益性向上を目指してまいります。

ホース事業の2つ目のトピックスは「北米における生産体制の発展」についてです。

当社は、北米でアメリカとカナダにホース工場を有しています。
今後、関税制度の見直しによりサプライチェーンのバランスが変動する可能性があります。
リスクを最小化し、チャンスを最大化するためにも柔軟な生産体制を構築することで、北米ホース事業のQCD向上を推進してまいります。

アメリカでは、樹脂ホース製造ラインを増設し、前ページでご説明した物流の取り組みと合わせることで、地産地消の体制を強化してまいります。

カナダでは、物流と組み立ての機能を新拠点へ移管することで、カナダ国内の市場開拓を加速してまいります。
加えて、既存拠点にできるスペースを製造・開発のエリアとして活用することで、樹脂ホースの競争優位性を高めてまいります。
また、必要に応じて国を跨いだ生産移管を行える体制を構築してまいります。

「研究開発のトピックス」についてご説明させていただきます。

3つの事業で持続的な成長を実現するためには「クリヤマR&D株式会社」が研究開発の軸となり、事業カテゴリーを横断して情報、技術、人財、知的財産を取りまとめ、新製品や新機能の開発を進めることが重要です。

産業資材事業では、製品開発と機能検証に注力し、グローバルで販路拡大を促進させてまいります。

スポーツ・建設資材事業では、当社床材の優位性を示すための性能検証と、それらの検証データを活用した営業ツールの充実、施工作業の省力化などを実現してまいります。

ホース事業では、地域固有の認証規格の取得や製品スペックを満たす新製品開発に取り組んでまいります。

中期経営計画を達成するために最も重要となるのは、注力分野への積極的な投資を実行することです。

「KMP Action1」の投資方針についてご説明させていただきます。
「KMP Action1」では「基盤強化」を推進するため、これまで以上に積極的な投資を行ってまいります。

資料左側の棒グラフは、3年間の投資合計額を示しております。

過去の3年間の合計は51億円、67億円でしたが、「KMP Action1」では、産業資材事業、ホース事業、研究開発、経営基盤の強化に200億円以上の投資を進めてまいります。

これにより、「KMP Action2」に成長スピードを一層加速させ、収益性向上の基盤を構築してまいります。

「ROEと株主資本コスト」についてご説明させていただきます。

当社の株主資本コストは、資料下段の黄色ハイライトで示すとおり、約5~8%と認識しております。

これに対し、ROEは青色の線グラフのとおり、これまで概ね株主資本コストを上回る水準で推移してきました。

これからの3年間である「KMP Action1」においては、一時的にROEが8%を下回る見込みですが、事業戦略を着実に実行し収益性の向上と純資産の適切なコントロールに注力することで、2027年末までにROE8%以上を目指してまいります。

また、「KMP Action2」には、投資効果が現れはじめることで成長のギアを上げ、 2030年までにROE11%以上を目指してまいります。

「キャピタルアロケーション」についてご説明させていただきます。

「KMP Action1」の2025年から2027年の3年間におけるキャピタルアロケーションを示しております。

青色の棒グラフはキャッシュインを示しております。
営業キャッシュフローは3年間の累計で140~160億円、借入金は20~30億円と試算しております。
また、今後の資金需要に応じて、40~90億円の現預金の活用と有価証券の売却などを行っていく方針です。

黄色の棒グラフはキャッシュアウトを示しております。
これからの3年間で、成長投資に200億円以上の資本を投下し、「KMP Action2」にかけてその効果が現れる基盤を整えてまいります。

株主還元については、「KMP Action1」において35~50億円を充当する方針です。

「株主還元」についてご説明させていただきます。

「KMP Action1」では、次の成長に向けた「基盤強化」に取り組み、安定的かつ継続的な株主還元を実現するため、配当性向30%以上、DOE3%以上を目指してまいります。

「KMP Action2」には、投資効果による収益性向上を見据え、還元の更なる拡充を目指してまいります。

また、配当に加え、長期にわたり当社を支援していただいている株主の皆様への感謝を込めて、株主優待を再開することといたしました。

最後に「経営基盤強化」についてご説明させていただきます。

「たゆまなく発展する会社」を目指すため、研究開発では「クリヤマR&D株式会社」が主軸となり、常に商品と技術に革新を求める姿勢を貫き、持続的な発展を目指してまいります。

DX改革では、世界中のグループ従業員への教育に注力することで真の顧客ニーズを把握し、新たな価値を生み出す基盤を構築してまいります。

人的資本強化では、当社の社是である「企業の生命は、社員の成長と発展により支えられる」との考えに基づき、人財育成や従業員のエンゲージメント向上に取り組んでまいります。

ガバナンスの強化では、よりグローバルで多角的な経営を実現するために、中期経営計画の進捗に連動した役員報酬制度の導入を検討してまいります。
また、経営・財務・法務に関する、深い知見を持つ社外取締役を起用することで活発な議論を促し、経営の透明性を高めてまいります。

以上が中期経営計画のご説明となります。

引き続き、皆さまからのご支援の程、よろしくお願い申し上げます。本日は、ご清聴いただき誠にありがとうございました。


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