
今田美桜がヒロインのNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~金曜)の18日に放送された第15回の平均世帯視聴率が15・6%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・7%だった。番組最高は第12回の15・9%。
朝ドラ112作目で、「アンパンマン」の生みの親、漫画家やなせたかし(本名・柳瀬嵩)さんと小松暢さん夫妻の半生がモデルの物語で、戦前、戦中、戦後の時代を生き抜き、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」を生み出すまでの愛と勇気の物語を描く。
主題歌はRADWIMPSの「賜物」(たまもの)。語りはNHK林田理沙アナウンサーが務める。
あらすじは、8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。「あちらの家とは離縁しました」という。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を褒められてうれしくなる嵩(北村匠海)。その一方で、兄貴のようには喜べないとシーソーに座って本を読む千尋(中沢元紀)を、通りがかりののぶ(今田美桜)が見つける。商店街で談笑する嵩たち親子の前に思いつめた表情でやってきたのぶは、涙ながらに登美子に「今ごろ何しに…これ以上嵩を傷つけてほしくない」と伝える。そんなのぶに嵩は「それでも会いたかった」と言う。
一方、柳井家では千尋(中沢元紀)が医学ではなく、法律家になりたいと話す。登美子は「いざとなったら、嵩が医者になる」と言い出す。