
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(52)が12日放送の、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)にVTR出演。フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株を、旧村上ファンド元代表村上世彰氏の長女の野村絢氏が買い進めていることについて解説した。
番組では、今月3日の時点で、FMHの株11・8%を取得し筆頭株主となったとして、「旧姓村上、野村絢氏」と紹介。父の世彰氏について「もの言う株主」として「ニッポン放送株買収騒動で取り沙汰された人物」と説明した。
野村氏の株取得について、堀江氏は「要はあれだけのことがあったのに、フジテレビの株だけ上がっているんですよ。逆行高って言うんですけど、それだけ期待感が強いということです」と解説。「基本、株式市場で株を買っている人たちは儲けようと思って買っているわけですよ、全員が」と続けた。
堀江氏は「僕も(FMH)の株主なんですけど、僕たちは事業をやりたいので、フジテレビを良くする事業、メディア事業とかを良くするという事業にかかわりたいな、と思って株を買っているわけです。割と長期で」と自身の取得意図を説明。一方で、野村氏と旧村上ファンド系の投資会社が進める株取得については
「旧村上ファンド系は何もせずに、(株価が上がった時に)売り抜ける、そういう目的で買っている(と思う)」と推察した。
FMH株の評価についても言及。堀江氏は「村上ファンド系が買う、というだけでも期待感につながるわけじゃないですか。経営陣が普通の経営をしたら、今の株価の倍ぐらいにはなるよね、ってみんな思っているんです」と説明した。
FMHが役員報酬を一部カットするなどして、6月の株主総会に向けた準備をしていることもVTRで紹介。その後、スタッフから「堀江さん、どのぐらい(FMHの)株を今、買っているかってうかがえますか」と聞かれた堀江氏は「それはちょっと…それは公開できないです」と語った。