1月4日に老衰のため83歳で亡くなった、写真家の篠山紀信さんの「偲ぶ会」が、誕生日だった3日、都内で執り行われた。
松本白鴎夫妻、中村勘九郎、七之助兄弟、真琴つばさ、真矢みき、西田ひかる、長塚圭史ら、芸能界をはじめ各界から400人が出席。芳名板にはオノ・ヨーコ、ショーン・レノン親子、松田聖子、宮沢りえ、吉永小百合ら著名人の名前が多数、並んだ。
会場には生前、篠山さんが愛用していたカメラが設置され、そのカメラを手にした若き日の篠山さんの写真と、ジョン・レノン、ヨーコ夫妻の写真が飾られた。司会は、篠山さんの次男で俳優の輝信とNHK「あさイチ」で共演した、フリーアナウンサー有働由美子が務めた。野田秀樹氏が弔辞を読み、市川團十郎、コシノジュンコ氏、そして篠山さんの大人気連載「激写」シリーズに75年に初登場した水沢アキが、相次いでスピーチした。
会では、篠山さんの幼少期から生い立ちをまとめたスライドも上映。「写真を撮りに行く時に僕の気持ちはいつも晴れてるんですよ。その対象に向かって、それが人であろうと風景であろうか事件であろうと」などと語る、インタビュー映像も流された。