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「メクテック」がBリーグ「茨城ロボッツ」と取り組む地域貢献活動 牛久市内の全中学校にバスケットボールを寄贈した思いを語る


茨城ロボッツがメクテック株式会社とパートナーシップを締結し、茨城県牛久市の全中学校にバスケットボールを寄贈することを決定しました。11月18日に行われた寄贈式には、茨城ロボッツの社長川﨑篤之氏やメクテックのCEO伊藤太郎氏、牛久市長の沼田和利氏が出席し、地域貢献の重要性を強調しました。メクテックの社員が一体となることを目指し、茨城ロボッツとの活動に共感しスポンサー契約を結んだとのことです。寄贈されたボールには、同チームとメクテックのロゴが刻まれています。式には牛久南中学校バスケットボール部の部員3名も参加し、感謝の意を表しつつ、受け取ったボールでさらなる活躍を誓いました。

「メクテック」がBリーグ「茨城ロボッツ」と取り組む地域貢献活動 牛久市内の全中学校にバスケットボールを寄贈した思いを熱弁

 茨城県水戸市とつくば市を本拠地とするプロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」が、2024~2025シーズン、新たにメクテック株式会社とパートナーシップ契約を締結。

 これをきっかけに、地域貢献活動の一環として連携し、茨城県牛久市の全中学校にバスケットボールの寄贈を決定、11月18日に寄贈式が開催されました。

 日本のプロバスケットボールリーグである「B.LEAGUE(Bリーグ)」では、「B.LEAGUE HOPE」と銘打ち、全国各地域が直面する社会問題に取り組む社会貢献活動を行っています。

 その中で、茨城ロボッツは「M-HOPE~みんなの希望~」を展開。地域の企業と協業し、これまでにも児童たちをホームゲームに招待したり、養護施設へバスケットボールやゴールを寄贈したりと、様々な活動を行ってきました。

 そんな茨城ロボッツの取り組みに共感し、スポンサー契約を締結したのが牛久市を生産拠点としているメクテック株式会社。

 電子部品の製造販売業を営みながら、県内での地域貢献活動にも力を入れており、今回牛久市内の全中学校6校に茨城ロボッツとメクテックのロゴが入ったオリジナルバスケットボール計60球を贈呈することを決定しました。

■ 寄贈式には牛久南中学校バスケットボール部員3名も参加 「みんなとパスを回して3ポイントシュートを決めたい」

 牛久シャトー(茨城県牛久市)で行われた寄贈式には、茨城ロボッツ社長の川﨑篤之さんとメクテックCEOの伊藤太郎さん、牛久市長の沼田和利さん、牛久南中学校バスケットボール部員3名が出席。

 まずはじめに挨拶を行ったのは、メクテックCEOの伊藤さん。

 「スポーツは、仲間との絆を深め、挑戦する力を育む素晴らしい活動です。ぜひ中学校生活の中でバスケットボールを思いっきり楽しみ、茨城ロボッツの応援を通じて、茨城県また牛久市への愛着を深めていただきたいと思います」と、中学生たちへの期待を述べました。

メクテック株式会社CEOの伊藤太郎さん

 続いて登壇したのは、茨城ロボッツ社長の川﨑さん。

 「スポーツを通じて、前に向かってチャレンジをしていくという環境を、未来の力のために、地域の大人たちがしっかりと創っていくことが大事です」と地域貢献活動に対する熱意を述べ、「今回は、牛久市に根差したメクテックさん、牛久市の皆様と共に、地域とのつながり、次世代へ繋ぐ、パスを回していけることを大変嬉しく思います」と、メクテックと共同で行うバスケットボールの寄贈活動に対する思いを、感激した様子で語りました。

茨城ロボッツ社長の川﨑篤之さん

 牛久市長の沼田さんからは、メクテックの活動に対して感謝状が贈られ、バスケットボールを通じたスポーツ振興や地域振興について期待の言葉が。

牛久市長の沼田さんと伊藤さん

 その後、牛久南中学校バスケットボール部員3名にオリジナルバスケットボールが贈呈され、主将の横島さんは「いただいたボールで、みんなとパスを回して3ポイントシュートを決めたいです」と感謝の気持ちとともに夢を語り、和やかな雰囲気で式は締めくくられました。

■ 担当者が語る地域貢献活動への思い 「みんなでワイワイと楽しんでいるような姿が想像できました」

 今回の取り組みについてインタビューに応じたのは、メクテック業務本部の高嶋邦男さん。

―― 御社ではさまざまな地域貢献活動を行っていますが、なぜB.LEAGUE(Bリーグ)チーム「茨城ロボッツ」のスポンサーになったのでしょうか?

 日本で唯一私共の生産拠点がある茨城で、地域貢献に取り組みたいと考え、社員の一体感を創出すべく一丸となって応援できるものを探していた時に、ちょうど茨城ロボッツの活動が目に留まりました。

 茨城ロボッツが掲げる、「スポーツ・エンターテインメント・メディアにより夢・誇り・活力を生み出し、プロスポーツを中心とする様々な事業を通じて、地方創生のさきがけモデルをつくる」というミッションが、弊社の地域貢献活動に対する思いと重なり、スポンサーになりました。

―― 茨城県にはいくつかのプロスポーツチームが存在しますが、その中であえて茨城ロボッツを選んだ理由や、決め手となった事由があればお聞かせ下さい。

 茨城ロボッツの歴史について聞く機会があり、これまでいくつもの困難を乗り越えた末に、現在国内最高峰であるB1リーグに所属していることを知り、どこか弊社と似ているところがあると感じました。

 我々メクテックも、製造業として茨城県で頑張っています。ロボッツのように諦めない、強くありたい、子どもたちのために何かをやりたい、といった点が非常に共感でき、スポンサー契約を決断しました。

―― 茨城ロボッツが行う地域貢献活動「M-HOPE~みんなの希望~」では、他の企業の協力の元さまざまな取り組みがなされていますが、市内の中学校にバスケットボールを寄贈したのはどのような理由からでしょうか?

 ボールの寄贈先として、市内の中学校を選ぶことで、みんなでワイワイと楽しんでいるような姿が想像できました。バスケットボールであればある程度の数を提供できますし、そういったことで子どもたちの笑顔が増え、茨城ロボッツとメクテックのボールが思い出に残ってくれるといいなと思いました。

寄贈されたバスケットボール

―― 寄贈式にて、バスケットボールを寄贈された牛久南中学校男子バスケットボール部の生徒さんの反応はいかがでしたでしょうか?

 すごく緊張しているようすでしたが、嬉しそうに笑顔を浮かべ、とてもいい生徒たちだなと感じました。牛久南中学校バスケットボール部は、茨城県の新人大会で準優勝した実績もあり、これからもバスケットに熱中して頑張ってもらいたいと心から思います。

牛久南中学校のバスケットボール部員の皆さん

―― 茨城ロボッツのスポンサーとして地域貢献の取り組みを継続していくうえで、今後取り組みたいことや意気込みをお聞かせください。

 まだ具体的な内容は決まっていませんが、今後も地域で笑顔が増える活動が出来ればと考えています。また、茨城ロボッツとも積極的に話をしながら、取り組んでいきたいです。

取材協力:NOK株式会社、メクテック株式会社

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024120505.html
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