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山手線が映画館や食堂車に? コロナで中止も今後の本格展開目指す




JR東日本は、山手線の車内で東北への帰省・旅行気分を味わえる「山手線 Ver.2021『旅気分食堂列車 -東北編-』」の映像を公開した。



同社は昨年から、山手線の駅や沿線の街・人とのつながりを創り出す「東京感動線」プロジェクトの一環として、「ちょっとだけ未来の山手線」をコンセプトに、新たな乗車体験を提案するイベントを「山手線 Ver.202X」としてシリーズ化。昨年は「山手線 Ver.2020」として、乗客のツイートを車内モニターに表示したり、電子ペーパーを使って内容が変化する中吊り広告を掲出したりして実際に運行した。



▲昨年の「山手線 Ver.2020」で掲出された電子ペーパーの中吊り

今年は東日本大震災から10年という節目を迎えることに合わせ、コロナ禍で東北に帰省・旅行できない人に向けた企画を準備。池袋駅に留置した山手線の車内に、東北の気分を味わえるコンテンツを用意し、一般参加者を募って1月に実施する予定だった。しかし、同時期に緊急事態宣言が発令され「山手線 Ver.2021」は延期。その後、正式に中止が決定した。



実際のイベントは“幻”となってしまったが、担当者が「せめて映像でお届けしたい」とYoutubeで発信することを考案。東日本大震災の直後に上京したという青森県弘前市出身の女性などを参加者役として招き、イベントを体験する様子をドキュメンタリー形式で撮影した。



映像では、女性らが「食堂車」に見立てた車両で東北産の食材を使った弁当を味わったり、芝生が敷き詰められた「映画館車両」で東北の景色の映像を鑑賞したりする様子が描かれている。また、同社のECサイトでも取り扱っている東北の果物や菓子を“車内販売”するコーナーや、車両の窓に東北へのメッセージやイラストを残せるお絵かきコーナーも設けた。



JR東日本は今回の「山手線 Ver.2021」のように、駅などに留置した車両を使ったイベントを「ポップアップトレイン」とネーミングした。物販や飲食のほか、ライブ、ショーなど、これまでにない乗車体験を創出するパッケージとして展開していく方針だという。今回の企画はトライアルと位置付けられており、コロナ後の本格展開が期待される。





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