群馬県太田市にある「道の駅おおた」サンブレフェスタで見つけた名車を紹介する第二弾は、キレイにレストアされたVWタイプ1、初代ビートルに登場いただこう。でもこのビートル、タダのビートルじゃなかった。なんと、エンジンをポルシェ912のものに載せ替えてあるのだ!
普通のビートルに見えてタダのビートルじゃなかった!
この個体はヤナセが販売した正規輸入の1970年式ビートル。それをビートルの専門店であるフラット4でポルシェ912エンジンに載せ換えたものだった。実にこのクルマが912エンジンを載せたフラット4製の1号車だそうだ。
エンジンだけでなくミッションやデフまでポルシェ912純正に変更されているそうで、その動力性能はビートルの比ではないことだろう。ビートルの純正エンジンは1192ccの排気量から34psを発生したに過ぎないが、912は1582ccの排気量から90psを発生した。このクルマはエンジンの調子がよくなかったため不良部品を交換してオーバーホールされているから、スペック通りの性能を維持している。