4月13日、FCAジャパンはフィアットのコンパクトカー「パンダ」に、専用の内外装デザインや高い走破性を特徴とする限定車「パンダ・クロス4×4(フォーバイフォー)」を設定し、4月24日に発売すると発表した。税込車両価格は263万円で、販売台数は215台限定だ。
ボディカラーは限定車専用の「モードグレー」
コンパクトな車体でありながら、5名乗車が可能な優れた居住性や積載性を備えた実力派コンパクト「パンダ」。その使い勝手の良さに、SUVらしい高い走破性とデザインがプラスされ、より多目的なコンパクトクロスオーバーとして生まれたのが「パンダ・クロス4×4」だ。
エクステリアは、タフな走りを予感させる専用デザインの前後バンパーやサイドモールディング、専用15インチアルミホイール+175/65R15サイズのタイヤを備え、ボディ下部や足まわりのタフさを演出。さらに専用ルーフレールを備え、クロスオーバーらしいデザインを高めている。これらの変更によりボディサイズは全長3705×全幅1665×全高163mmと、通常モデルのパンダより全長で50mm、全幅で20mm、全高で80mm拡大している。
ボディカラーには標準モデルには設定のないモードグレーを基調に、ライト周辺やバンパー、サイドモールディングなどをブラックとした専用仕立てとなっている。
インテリアは、ブラック/ブラウンの専用ファブリックシートが採用されたほか、シートヒーターを装備。またエアコンもマニュアル式からフルオート式へとアップグレードされている。
パワートレインは、ベース車と同じ85ps/145Nmを発揮する875ccの直列2気筒ターボ「ツインエア」エンジンに、限定車専用の6速MTと四輪駆動システムを組み合わせ、高い走破性を発揮すると同時に操る楽しみを提供。また、オフロード走行のドライブモードや、急坂を一定の低速で下れるように自動制御するヒルディセントコントロール機能を備えており、悪路へも安心して踏み込んでいける。