マツダの北米部門である北米マツダ(Mazda North America Operations)が2019年8月の販売台数データを発表した。これによると、前年同月比プラス6.5%の2万7482台を8月に売り上げた。好調を支えたのは、SUV系の3モデルである。
新型マツダ3、そしてこれから登場するCX-30という第7世代商品群の導入時期に当たるマツダは、今年前半北米でも販売台数が伸びずに苦しんできた。8月の販売台数データは、上昇の兆しが見えてきた格好だ。
個別に見ていこう。
北米でもっとも売れているマツダ車は、CX-5だ。8月に1万5592台が売れた。これは前年同月比プラス20.2%。8月としては過去最高だ。
コンパクトなCUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)であるCX-3も好調で前年同月比36.7%増の2024台。これまた8月としては最高記録だ。
CX-9は2617台。こちらも前年同月比プラス15.0%である。
一方の非SUV系は、前年同月比で20.0%ダウンである。
マツダ3:4825台(前年同月比マイナス13.8%)
マツダ6:1608台(同マイナス30.8%)
MX-5 Miata:816台(同マイナス30.2%)
となっている。
新型マツダ3(2020年モデル)の新車効果はこれから現れてくるはずで、その前にSUV系で販売台数が上向いたのは朗報だろう。
2019年1-8月のデータでは前年マイナス11.5%の18万9329台となっている。9-12月でどこまで盛り返せるか注目だ。
今回のレポートでは、CPOセールスにも言及している。CPOとはCertified Pre-Ownedのことで、いわゆる認定中古車のことだ。8月のCPOセールスは6045台で前年同月比プラス16.2%となっている。1-8月でもプラス18.8%の4万1832台だった。
マツダ・メキシコ(MMdM)によるメキシコでの8月の販売データは、4853台で前年同月比マイナス4%。1-8月ではプラス7%の3万9037台となっている。