BMWグループは6月22〜23日に開催されたニュルブルクリンク24時間レースの場で、現在開発の最終段階を迎えつつある新型「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」のプロトタイプを初公開した。
ラップタイムは先代を大幅に凌ぐ8分切りを実現
このたび披露されたプロトタイプは完成まで微調整が必要としながらも、ニュルブルクリンクのノルトシュライフェを8分以下でラップ。このタイムは、先代モデルの8分23秒を大幅に凌ぐ。どうやら新型の開発は順調に進んでいるようである。
市販モデルは2020年に登場! 世界限定3000台が発売予定
新型に搭載されるツインパワーターボエンジンの最高出力は300psを超えるというから、まさにMINIジョン・クーパー・ワークスのトップパフォーマンスモデルにふさわしいスペックが与えられそうだ。このたび公開されたのは偽装が施されたプロトタイプだが、大きな開口部を備えるエアインテークや大径サイズの軽合金ホイール、前後エプロン、ルーフスポイラーなどによって、このモデル独特のルックスが確認できる。
今後は市販モデル発表まで、テストプログラムをこなして完成を目指す。プレミアムコンパクトのセグメントで新しいベンチマークを打ち立てると、同社は気合十分だ。新型は高水準の走りを高い完成度で実現したモデルになることを予想させる。登場が待ち遠しい。