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マツダ:低環境負荷のバイオエンプラ新意匠2層成形技術を開発


マツダは、環境負荷を低減しながら、高い質感を実現できるバイオエンジニアリングプラスチック(バイオエンプラ)を用いた新意匠2層成形技術を開発したことを発表した。

 バイオエンプラ新意匠2層成形技術は、環境に優しく透明感のあるバイオエンプラを使用した表層樹脂と基材表面に柄を刻み込んだ基材樹脂との2層成形により、深みのある色合いと精緻感、陰影感など、従来の技術では実現困難な意匠を実現させながら、環境負荷の低減を可能にする技術。マツダはこの技術により開発した自動車内装意匠部品を今後の新型車から順次採用していく予定。




 植物由来原料を使用するバイオエンプラは、石油資源の使用量削減やCO2排出量の抑制、無塗装によるVOC(*1)の削減により、環境負荷の低減に貢献する材料。マツダでは、従来材料の塗装が施された部品を超える質感(深みのある色合い、鏡面のような平滑感)を材料着色で実現するなど、高い意匠性を持つ自動車内外装部品としても使用できるように開発し、2015年に「ロードスター」の内装意匠部品に初めて採用して以来、現在国内で販売しているすべての乗用車(*2)の内装意匠部品や外装意匠部品に採用している。




 このバイオエンプラ新意匠2層成形技術による自動車内装意匠部品の試作品展示をはじめ、理想の内燃機関を目指した「SKYACTIV-X」や独自の電動化技術、塗装技術などマツダの環境に関する取り組みについて、12月6日(木)から東京ビッグサイトで開催される、アジアを代表する環境・エネルギーの総合展示会「エコプロ2018」(*3)において展示を行う。

*1 揮発性有機化合物 (VOC:Volatile Organic Compounds)


*2 「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」「CX-3」「CX-5」「CX-8」「ロードスター」「ロードスター RF」


*3 「エコプロ2018」期間:12月6日(木)~8日(土) 主催:一般社団法人産業環境管理協会、日本経済新聞社
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