新日鐵住金名古屋製鉄所の熱延工場が1963年6月の操業開始以来、54年6カ月の歳月を経て、2018年1月2日に累計生産量2億トンを達成した。
熱延工場は、主に自動車・家電・建築・住宅等の分野で使用される薄板や、エネルギー・建産機・自動車等の分野で使用される鋼管向けの素材を製造している工場で、1993年12月に累計生産量1億トンを達成し、そこから24年での2億トン達成となった。
名古屋製鉄所の熱延工場は、超大型キャリヤを用いた高効率スラブ輸送方式や、加熱炉排熱の高効率回収による省エネルギーの推進、ライン全体のコンピュータ制御により高精度な品質をリアルタイムにコントロール・管理する等、時代の流れに沿った技術革新や顧客の要望(軽量、ハイテン化)に応える、環境にやさしい新商品の開発を通じ、更なる社会貢献に努めていく。
〈これまでの歩み〉
1958年9月 当所の前身である東海製鐵㈱発足
1963年6月 熱延工場操業開始
1964年9月 銑鋼一貫体制の確立
1993年12月 累計生産量1億トンを達成
2018年1月 累計生産量2億トンを達成