パーキングブレーキが使える電動サイドブレーキ専用キャリパー
BELFE Design[ベルフェデザイン]
ベンツGクラスやポルシェなど、インポートカー向けにブレンボ製ブレーキキットやフェイスコンバージョンキットを展開しているベルフェデザインが、国産車に向けてパーツのデリバリーを開始。その第一弾が、30アルヴェルだ。
実は、フロント用のシステムはすでに発売されていたのだが、今回新たにベルフェデザインとしてオリジナルで電動パーキングブレーキに対応したキャリパーを開発。純正の機能を活かした上で、リアのBIGキャリパー化を実現してきたのが最大のトピック。
「30アルヴェルのような電動パーキングブレーキ車の場合、そのままBIGキャリパー化するとパーキングブレーキが使えなくなります。そこで、別にEPBを装着するツインキャリパー化して、機能面の問題を解決しました」とベルフェデザイン・浦辺さん。
フルセットで100万円オーバー。値段を聞くとビビるかもしれないが、一度体感すれば納得間違いなし。純正品質の高性能を手に入れよう。
CLOSE UP:メインのキャリパーはBrembo製を採用!
ベルフェがブレンボを使う理由は、ずばり“純正品質”だ。効きだけではなく、耐久性も踏まえてのことで「ダストブーツが破損しにくいなど、長く使えるのは、ハイパフォーマンスカーの純正で使われているから」。長持ち&高性能がブレンボを使う理由だ。
FRONT
フロントは6ポットのブレンボ製キャリパー。ピストン径が3つとも異なるのは、パッドを均一にブレーキローターに押しつけるようにするため。
フロントのローターは380φの2ピースフローティング仕様。リアと比べて摩擦面が大きいのは、前後の制動バランスを考えた結果のセッティング。
REAR
今回の目玉が、オリジナルの電動パーキングブレーキ用キャリパー。これにより幅広い車種でEPBを活かしてキャリパー交換が可能となった。
ツインキャリパー化のキモが専用ブラケット。「要望に応じて、それぞれのキャリパーの位置を変えて製作することもできます」。
フロント同様380φのローターを採用。ただし、制動のバランスを取るため、厚みやパッドの当たる面の幅などを独自にセットアップ。
リアのブレンボキャリパーは4ポット(マセラティ純正ブレンボ!)。純正クオリティなので耐久性はもちろん、性能も申し分なしだ。
通常、アルマイトではここまでゴールドの発色がよくない。そこでベルフェでは、キャンディ塗装で仕上げた。カラーオーダーも可能。
democar:VELLFIRE AERO BODY
デモカーはモデリスタのエアロを装着し、ボルドワールドのエアサスでローダウン。21×10.0Jのベルフェオリジナルホイールを履く。今後、コンプリートカーの販売も行う予定とのこと。
PARTSLINE UP | 価格 | |
---|---|---|
ベルフェブレーキシステム&EPB | フロント用 | 54万円 |
リア用 | 42万円 | |
EPB | 16万8000円 | |
フルセット | 112万8000円 |