あなたのベストはいったいどっち?
モデリスタのエアロキット装着車両で比較しました【前編】
HARRIER VS YARIS CROSS
ハリアー VS ヤリスクロス
いま売れている新車はコンパクトクラスということに間違いない。とはいえもうワンサイズ上のクルマを検討する人も少なくないはず。そこでいま爆売れ中のSUV同士で比較検証。あなたの選択は?
後々のカスタムも見据えスタワゴ目線で色々比較
「最終的には予算で決めました」。そんな結論にたどり着く人も多いと思うが、そこまでには様々な葛藤があるはず。そもそもどんなシチュエーションで使う機会が多いのか、デザインの好み、使い勝手、後々のカスタムを考えながらクルマを選ぶ人もスタイルワゴン読者であれば多いはず。だからこそディーラーで実車を直接見たいし、試乗して色々なクルマと比較してみたいはず。
そこでスタイルワゴンが、カスタムも見据えてヤリスクロスと比較してみたいと思ったのが、ボディサイズがひとクラス上の新型ハリアー。いま爆発的ヒットをとばしている新型ハリアーは、ヤリスクロスと比較検討している人も多いはずだし、スタイルワゴン的にも今後が楽しみなSUVとして色々と探ってみたかったのも事実。
モデリスタのエアロキットを装備した新型ハリアーとヤリスクロスを、ベース車としての基本スペックから、カスタマイズの可能性まで、スタイルワゴン独自の目線で比べてみました。いままさに新車購入を迷っているアナタ、ぜひ参考にしてみて。
CHECK 1 ボディサイズ
こまわりの良さは断然ヤリスクロス、数値ほど大きさを感じさせないハリアー
同じ3ナンバーだが数値の違いは明白。運転のしやすさは圧倒的にヤリスクロスで、狭い路地もスイスイ走れた。「大きなクルマは運転しにくい」と話す女性陣には大きなアドバンテージ。しかしハリアーも運転しにくいというわけではなかった。ドライバー目線が高いので、見切りが良くサイズ感ほど運転しにくいという感覚はない。
車種 | 全長 | 全幅 | 全高 |
ヤリスクロス | 4740ミリ | 1855ミリ | 1660ミリ |
ハリアー | 4180ミリ | 1765ミリ | 1590ミリ |
※数値はエアロキットが装着されていないベース車数値。
モデリスタのエアロキットHOW MUCH?
車両価格に比例した印象のモデリスタのエアロキット。しかしデザインの方向性は対照的。ハリアーはメッキパーツを多用しているのに対し、ヤリスクロスは都会的でもありワイルドさもあわせ持つ。かなり好みが分かれそう。
車種 | フロントスポイラー | サイドスカート | リヤスカート |
ヤリスクロス アドバンスロバストスタイル | 8万円 | 5万円 | 4万8000円 |
ハリアー グランブレイズスタイル | 9万3000円 | 6万3000円 | 10万7000円 |
※価格は未塗装。ハリアーのリヤスカートはマフラーエクステンション付きのスタイリングキット。
CHECK 2 グレード&車両本体価格
サイズ以上に大きな車両価格差
ベースグレード(S/X)と最上級グレード(Zレザーパッケージ/Z)、比較するにはかなり差が開いてしまった車両本体価格。ハリアーのZレザーパッケージといえば、内装の質感が抜群でプレミアムSUVという言葉が相応しい仕上がり。その金額に見合った仕様ともいえる。とはいえ現実的な事を考えると、ヤリスクロスに落ち着く、と考える人も多いかも。
車種 | 価格(ベースグレード) | 価格(最上級グレード) | ||
ヤリスクロス | S(2.0Lガソリン) | 299万円 | X(1.5Lガソリン) | 189万6000円 |
S(2.5Lハイブリッド) | 358万円 | X(1.5Lハイブリッド) | 228万4000円 | |
ハリアー | Z“レザーパッケージ”(2.0Lガソリン) | 423万円 | Z(1.5Lガソリン) | 221万円 |
Z“レザーパッケージ”(2.5Lハイブリッド) | 482万円 | Z(1.5Lハイブリッド) | 258万4000円 |
※車両価格は2WD。
CHECK 3 燃費
人気のハイブリッドは両車高水準
両車ともにハイブリッドとガソリン車を用意。ハイブリッドであれば、ハリアーでも燃費は20km/L 超え。ヤリスクロスは30km/Lに迫る数値。ランニングコストを考えた場合、ガソリン代はかなりの差が開きそう。
車種 | 燃費(ガソリン車) | 燃費(ハイブリッド車) |
ヤリスクロス | 18.8km/L | 27.8km/L |
ハリアー | 15.4km/L | 22.3km/L |
※データはWLTCモード。2WD。
CHECK 4 ボディカラー
おしゃれなツートンカラーも設定、選ぶ楽しさが嬉しいヤリスクロス
高級車らしいカラーバリエーションを揃えるハリアーに対し、カジュアルでオシャレなボディカラーが充実しているヤリスクロス。これはコンパクトカー全般にいえることで、いま流行りのアース系カラーやツートンカラーを設定しているクルマが多く、ヤリスクロスは全15色を設定している。ボディカラーで自分らしさをアピールしやすい。
【後編】では、内装の比較チェック、カスタマイズの可能性を検証してみたいと思います。お楽しみに!
取材協力:モデリスタコールセンター 050-3161-1000
https://www.modellista.co.jp
スタイルワゴン2020年11月号より
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