突然ですが、「ドイツのお正月休みはとても短い」ということをみなさんはご存知でしょうか?ドイツの有給休暇の平均支給日数はおよそ1ヶ月、しかも「その年のうちにすべて消化する」のが一般的。会社勤めのサラリーマンが、毎年1ヶ月間の有給休暇を取るのが当たり前の社会である一方、日本のGWのような、まとまった休日というのはほとんど存在しない点は、ドイツと日本の大きな違いといえるでしょう。
年末年始に関しては、大晦日の12月31日すら「平日」扱い、1月1日だけは「休日」、そして1月2日からは通常通りの「平日」に戻ります!ドイツでは、直前のクリスマスを盛大に祝うせいか、お正月休みはとても短く、あっさりとすませてしまうのです。
今回の現地レポは、そんなお正月休み明けのベルリンから、「ドイツのガソリンスタンド活用術」と題して、ガソリンスタンドの使い方や日本との相違点などについて紹介。そこからにじみ出る「ドイツと日本の文化の違い」を感じ取っていただければ幸いです。
ガソリンスタンドはセルフサービスが一般的
では早速、ドイツのガソリンスタンドに行ってみましょう。ドイツ語でガソリンスタンドは「Tankstelle(タンクシュテレ)」、ガソリンは「Benzin(ベンツィーン)」といいます。ずらりと並んだ価格表記に一瞬ひるみますが、心配はご無用。レンタカーの場合は、クルマのキーや給油口のキャップ、貸し出し時に渡される書類、クルマに備え付けのマニュアルや車検証などに、使用する燃料の種類が明記されています。
この写真では「Diesel(ディーゼル)」「Super E10(ズーパー・エー・ツェーン)」「Super(ズーパー)」「Super Plus(ズーパー・プルス)」「Autogas(アオトガス)/LPG」の価格がユーロで表示されています。一般的な「Super E10」でリッターあたり約164円ですから、日本よりは少し高めの相場ですね。
ドイツのガソリンスタンドは、現在ではほとんどがセルフサービスです。給油口の左右の位置を確認して給油機の近くに停車させる、という手順は日本と変わりません。