自動車業界および自動運転技術分野の11社が7月2日、安全な自動運転乗用車の開発・試験・検証の枠組みをまとめたホワイトペーパー「SafetyFirstforAutomatedDriving(SaFAD)」を発表した。米国自動車技術会(SAE)が定義する「レベル3」および「レベル4」の自動運転車を対象としたもので、12の基本原則を基盤としている。同文書を通して、自動運転に関する業界標準を定める際に、検証を含めた「セイフティ・バイ・デザイン」の重要性を強調することが目的としている。
同文書には、自動車大手のアウディ、BMW、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、自動車部品大手のコンチネンタル、アプティブ、半導体大手のインフィニオン、インテル、デジタル地図大手のヒア、中国の検索エンジン大手である百度(Baidu)が合意している。
参加企業は今後、世界で開催される業界会議などで同文書を紹介していく予定。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]