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想像を超える腐食状態!ボディレストア後のスバル360と10年にわたる試練の始まり


以前「人生を変えた1台。少年時代から待ち望んでいた『スバル360』オーナーへの道」という記事を書いたところ、一体どういう経緯で何十年も前の昔のクルマを愛車にしたのかということに興味を持っておられる方が多いのか、評判もよかったようでありがたい話です。


さて、今回はボディレストアに出した愛車のスバル360の続きをについて書きたいと思います。


ボディレストア後のスバル360



▲外注先の某板金工場に出す前に内装を外した状態

「一日千秋」という言葉がありますが、直せるメカニックが限られている、部品すら満足に供給されていないという昔のクルマ。ディーラーに預ければ数日で部品が届いて修理が完了するという現行のクルマと違い、入手困難な部品の入荷やメカニックのスケジュールなどで、ひとたび入庫すると修理完了まで何日かかるかまったくわからないということもしょっちゅうで…待っている間はそれはもう気の遠くなるような時間を待っているようなものでした。もちろんボディレストアとなれば、納期なんてあってないようなもの。もう完成するまでがまったく先の見えない遠い未来のようにすら思えました。


この当時筆者は自動車部品商の会社に勤務していました。自動車の修理用の部品を始め工具や修理用設備を自動車整備工場に納入するのが仕事なのですが、当然ながらとっくに補給が打ち切られた「自分のクルマの部品」が手に入ることは無く、お客さん(修理工場)にためらいながら、「メーカー在庫なしのバックオーダーで納期未定の返品不可ですが、発注していいですか?」とお伺いを立てて、むすっとしながら「まぁ、ないなら仕方ねぇな取り寄せといてくれ」というやり取りを毎日のようにしている一方で、「客も課長もメーカーバックオーダーと聞いた途端嫌な顔するけど、たとえ納期がわからなくても確実に注文した部品が出てくるのがうらやましい」と何度も思ったものです。


今でこそ、用もないのに行きつけの整備工場に顔出してあーでもない、こーでもないという話を出来るようになりましたが、まだまだ当時はそんな図々しさはありませんでした。そして何の因果か、自分のスバル360を預けた専門店の外注先の鈑金工場が当時の自分の会社の部品の納入先だったため、どこまで進んだのか見に行くにも気が引けるとあって、とにかく待つ事しかできなかった時間はなんとももどかしいものでした。


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