独自動車大手ダイムラー傘下の超小型車ブランド「スマート」の電気自動車モデル「Eスマート」の販売がドイツ国内で予想以上に好調だ。スマートディーラー協会のフリードリヒ・マイヤー会長によると、今年3月に市場導入された「Eスマート」は納車まで最大半年を要するという人気ぶりだ。今年計画されていた2,500台はすでに8月で完売されたという。
このため、スマートは当初計画より5年早い2020年までにすべてのモデルをEV化する予定。しかし、EVへの完全移行は、エレクトロモビリティの普及が進まなかった場合に大幅な販売落込みのリスクをはらんでいるほか、ディーラーに与える影響も大きい。
スマートは今年1月から9月に全世界で10万614台が販売されたが、前年同期に比べると4.8%減少、全体的には販売低迷が続いている。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]