東海地方では、この先も、猛烈な暑さと天気の急変に注意が必要です。夏休みがスタートした地域もあります。お子さんの熱中症対策をこれまで以上に気にかけてあげてください。
●午前中から猛暑日続出
今日22日も、朝から強い日差しが照りつけ、午前中から多くの地点で35℃以上を観測しています。
予想最高気温
名古屋 38℃
岐阜・多治見 37℃
津・静岡 36℃
愛知県、岐阜県、三重県、静岡県に「熱中症警戒アラート」が発表されています。夏休みがスタートとした地域もあります。お子さんが熱中症にならないよう、多めの水分や冷却グッズなどを用意したり、こまめに声をかけてあげましょう。
なお、7月7日に全国で今年初めての40℃台となった静岡市では、今年の猛暑日(最高気温35℃以上)日数は、今日22日を入れて11日となりました。昨年の年間猛暑日日数の7日をすでに上回り、過去最多を更新しています(これまでは10日が最多)。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
●2週間天気前半:23日(火)~29日(月)
東海地方は、この先も、強い日差しが照り付ける日が多いでしょう。気温の上がる午後を中心に、局地的な雨や雷雨には引き続き注意してください。また、26日(金)頃から傘マークがついている地域がありますが、長く降り続くような雨ではない見込みです。南からの湿った空気が入りやすくなる影響で、所々で雨が降るでしょう。
気温は朝から高く、猛暑日(最高気温35℃以上)が続く所が多く、猛烈な暑さが続く見込みです。夜になっても気温があまり下がらず、熱帯夜が続きそうです。夜間も適切にエアコンを使用し、暑さを我慢しないようにしてください。
●2週間天気後半:30日(火)~8月4日(日)
30日(火)以降も、太平洋高気圧に覆われて夏空が続くでしょう。ただ、午後を中心に局地的に雨や雷雨になる可能性があります。屋外レジャーは、遊ぶ前に避難できる場所の確認をし、空模様の変化に十分注意しながら楽しむようにしてください。雨雲レーダーを活用するとよいでしょう。
名古屋や岐阜、多治見では連日、体温超えの危険な暑さとなりそうです。熱中症に厳重警戒すると共に、体調管理に気をつけてお過ごしください。