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【侍ジャパン】森下翔太「勝負強い打撃求められる」プレミア12目標は10打点以上「決勝打になれば」


侍ジャパンの森下翔太外野手が、2023年のラグザスプレゼンツ第3回プレミア12に向けて宮崎合宿を終了し、名古屋に移動した。彼は、13日に開幕するオーストラリア戦に備え、打点王を目標として「10打点以上」を掲げている。過去の大会では中田翔と鈴木誠也が連続で打点王を獲得しており、森下もその流れを継ぐ意欲を見せた。宮崎の9日間の合宿で調子を上げ、広島との練習試合では二塁打を放ち、好調ぶりをアピールした。森下は自らの打率と得点圏でのパフォーマンスに自信を持ち、1試合1打点以上を目指している。彼は、打点が決定打となりタイトルに繋がることを期待し、チームの世界一に貢献する意欲を強調した。

宮崎合宿を打ち上げ笑顔を見せる侍ジャパン森下(撮影・上山淳一)

侍ジャパンの森下翔太外野手(24)が打点王級の活躍で世界一に貢献する。「ラグザス presents 第3回プレミア12」に向けた宮崎キャンプを6日に打ち上げ。13日開幕のオーストラリア戦(バンテリンドーム)に向け、名古屋に移動した背番号1は目標を「10打点以上」に設定。過去2大会は中田翔(当時日本ハム)と鈴木誠也(当時広島)の日本勢が連続で打点王を獲得したが、主軸候補の森下も勝負強さ発揮で期待に応える意気込みだ。

   ◇   ◇   ◇

強い日差しにも慣れた様子で、森下が充実の日々を終えた。9日間の宮崎キャンプ。5日の練習試合・広島戦では左翼線へ二塁打も放った。好調を印象付け、いよいよ大会に向けた実戦モードに突入する。主軸候補の期待を受けるが、役割も分かっている。

「勝負強い打撃が求められると思う。1つのチャンスをモノにできるような打撃をしたい」

15年の第1回大会では、中田が8戦15打点。19年の前回大会は鈴木が8戦13打点を挙げ、2大会連続で日本勢が打点王に輝いた。森下は自己分析した上で目標を語った。

「ホームランを(中田)翔さんや誠也さんみたいにバンバン打つのは難しい。得点圏だったりの打率が自分の中で大事。一つの指標で10打点を超える打点を挙げられればいい。1打点でもそれが決勝打になれば」

今季の得点圏打率3割5分1厘はセ・リーグ3位。チーム最多の73打点を挙げた。勝負どころの集中力には自信がある。決勝まで最大9試合。目安として1試合1打点以上がノルマになる。達成できれば、勝利とタイトルがぐっと近づく。

この日、チームは名古屋に移動。13日の開幕オーストラリア戦に向け、9、10日はチェコとの強化試合(バンテリンドーム)が予定されている。「初戦のオーストラリア戦がまず大切。そこに向けてしっかり準備して、最終的に世界一になれるように頑張りたい」。

1発よりも勝負強さ。自分らしさを貫き、世界一を目指す。【波部俊之介】

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