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【甲子園】日刊スポーツ独自のベストナイン 沖縄尚学の2年生投手コンビに県岐阜商・横山温大も


宿舎で肩を組む新垣有(左)と末吉(撮影・加藤哉)

今年も球場たちの激闘が真夏の日本列島を盛り上げた。沖縄尚学の史上初の夏制覇で幕を閉じた第107回全国高校野球選手権大会。日刊スポーツでは全49校が初戦を終えたタイミングに続き、大会15日間通じてのベストナインを独自に選んだ。「名前を聞けば、好プレーがパッと浮かんでくる」をテーマに、左投手には末吉良丞(りょうすけ)、右投手には新垣有絃(ゆいと)と沖縄尚学2年生コンビを選んだ。

末吉は初戦の金足農戦で見せた9回14奪三振の快投を皮切りに、3回戦の仙台育英戦では延長10回を1人で投げ切る169球完投などポテンシャルを存分に見せつけた。2年生にして優勝投手に輝き、来月5日から地元沖縄県で開催されるU18W杯日本代表に下級生では唯一選出。今後の動向に目が離せない。

一方の新垣有は、何といっても準決勝の山梨学院戦の好救援が印象に残った。3点ビハインド6回2死二、三塁のピンチをニゴロでしのぎ流れを呼び込むと、7、8回を完全投球など無失点で投げ抜いた。「末吉だけじゃないんだぞ」とアピール十分の好投で決勝戦へと導き、日大三(西東京)との大一番では8回途中1失点と先発の役割を全う。夏初Vの大きな原動力となった。

捕手は山梨学院の横山悠(3年)を推した。4番としてチャンスにめっぽう強く打率6割6分7厘と打ちまくり、2回戦の聖光学院(福島)戦の第4打席で中前打を放ってから四死球と犠打を挟み8打数連続安打をマーク。大会史上6人目の快挙を達成した。扇の要として最速152キロ右腕の菰田とサウスポー檜垣の2年生投手陣をサポートし、初の4強入りに攻守で貢献した。

内野手では昨春の低反発バット採用後、春夏を通じて初めて1大会2本塁打を放ち準優勝に貢献した日大三の田中諒一塁手(2年)、二遊間は2回戦の開星(島根)戦で鮮やかな併殺を完全させ「令和のアライバ」と大絶賛を受けた仙台育英(宮城)の1年生コンビ有本豪琉二塁手、砂涼人遊撃手、そして春夏連覇を目指した横浜(神奈川)から今大会打率4割1分7厘と攻撃をけん引した為永皓三塁手(3年)を選んだ。

最後は外野手3人。左翼手には阪神OBの桧山進次郎氏を名前の由来に持つ東洋大姫路(兵庫)の4番白鳥翔哉真(ひやま=3年)、右翼手には生まれつき左手の指を欠損するハンディを物ともしないプレーを攻守で連発した県岐阜商の横山温大(はると=3年)が文句なしの選出となった。

ベスト8で大会を去ったが、主将として常勝・横浜をまとめた阿部葉太中堅手(3年)を推す声は根強かった。U18W杯でも主将を務める予定で、甲子園の悔しさを沖縄で存分にぶつけてもらいたい。

全49校計980人の選手たちが繰り広げた暑い、熱い15日間。来年はどんな選手たちが甲子園を沸かすのか。早くも待ちきれない。

【日刊スポーツが大会15日間を通して選んだベストナイン】

左投手→末吉良丞(りょうすけ、沖縄尚学=2年) 右投手→新垣有絃(ゆいと、沖縄尚学=2年)

捕手→横山悠(山梨学院=3年)

一塁→田中諒(日大三=2年)

二塁→有本豪琉(仙台育英=1年)

遊撃手→砂涼人(仙台育英=1年)

三塁→為永皓(横浜=3年)

右翼→白鳥翔哉真(ひやま、東洋大姫路=3年)

中堅→阿部葉太(横浜=3年)

左翼→横山温大(はると、県岐阜商=3年)

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