
<全国高校野球選手権:日大三-沖縄尚学>◇23日◇決勝◇甲子園
第107回全国高校野球選手権は23日の決勝を残すのみとなった。
21日の準決勝第1試合は日大三(西東京)が県岐阜商に勝利。第2試合は沖縄尚学が山梨学院を破った。
都道府県別では東京が過去7度優勝。沖縄は1度。なお最多は大阪の14度となっている。
◆東京勢の夏決勝 昨年の関東第一に続き12度目。2年連続は初めて。過去11度のうち7度優勝。8度目のVなら都道府県別で1位の大阪(14度)に次ぎ、2位の神奈川、愛知、和歌山に並ぶ。日大三は春の決勝で1勝3敗と負け越しも、夏は01、11年と2戦2勝で負けがない。
◆沖縄勢の夏決勝 10年春夏連覇の興南以来、15年ぶり4度目。過去は90、91年に栽弘義監督(故人)の沖縄水産が2年連続準優勝。10年の興南が島袋洋奨投手らの活躍で県勢では初めて夏の大旗を手にした。沖縄尚学はセンバツで99、08年に2度優勝しており、夏の決勝進出は初めて。
◆2年生投手だけで決勝 沖縄尚学の投手陣は、ここまで5試合を末吉、新垣有の2年生コンビだけで乗り切り決勝進出。夏の大会で3年生投手を使わず決勝に進出したチームは、13年の前橋育英(高橋光成、喜多川省吾の2年生2人)以来12年ぶり。