
<明治安田J1:東京V0-3広島>◇23日◇第27節◇味スタ
サンフレッチェ広島がアウェーで東京ヴェルディに3-0と快勝した。
開始早々に先制点を奪った。前半6分、左CKからFWジェルマンがヘディングシュート。ポストに当たってこぼれたボールをDF中野が押し込んだ。
東京Vに押し込まれる時間帯も多く、後半13分には相手MF新井のシュートがゴールバーに直撃。同14分にはMF食野に抜け出されて1対1となったが、GK大迫が絶妙のシュートブロックで封じた。
すると後半17分、中盤で相手ボールを引っかけた中村がFWジャーメインが残したボール拾い、スピードに乗って一気にドリブルで突破した。GKマテウスをかわしてボックス右へと進入すると、左足でゴール左ポストに当ててゴールネットを揺らした。中村が40メートル近くも突破する個人技を披露し、今季5点目を挙げた。
さらに後半38分、左からのFKでMF新井がゴール前へ入れたボールを誰も触れないまま直接ゴールイン。ダメ押しの3点目となった。追加タイムには大迫が相手シュートをビッグセーブで阻み、日本代表GKの貫禄を見せつけた。
0-1と敗れた神戸戦から中2日。過酷な消耗戦だったが、強固な守備をベースにめりはりのある攻守で柔軟に対応。要所を見逃さず得点を重ね危なげなく勝ち点3を手にした。
一方の東京Vは昨季のJ1復帰から広島との公式戦は5連敗となった。