
史上初の夏の甲子園決勝に進んだ沖縄尚学の比嘉公也監督(44)が、海外メディアで話題を呼んでいる。
ユニホーム姿で指揮を執る姿がSNS上で拡散。トルコ1部フェネルバフチェを指揮する希代の名将ジョゼ・モウリーニョ監督(62)に激似だという投稿が相次いだ。2人を並べ合わせた写真も掲載され「沖縄のモウリーニョだ」「モウリーニョ率いる沖縄尚学ってイジられてて そんな訳ないと見てたら想像以上にモウリーニョだったから 間違い探し作ったわ」など思わぬ形で注目を集めた。
モウリーニョはイタリアのインテル・ミラノや、スペインのレアル・マドリード、イングランドのチェルシーなどビッグクラブを率いて数多くのタイトルを獲得。欧州サッカー界きっての名将として知られ、自身を「スペシャルワン(唯一無二)」と自称するほどのカリスマ的存在だ。
イタリアメディアの「イル・ロマニスタ」は日本の甲子園球場に現れたモウリーニョ似の男の姿に熱視線を送り「日本の野球コーチとモウリーニョ監督の驚くべき類似点!」と題した記事を掲載した。「日本にもジョゼ・モウリーニョがいる。いや、ほぼそうかもしれない」とユーモアたっぷりに伝えていた。
フォロワー数444万人の「Out Of Context Football」は世界的なフットボールの話題を伝える投稿が目立つが、19日にいきなり比嘉監督の写真を投稿。世界中のフォロワーたちが一斉に反応し「モウリーニョならぬコウリーニョだ」「スペシャルトゥーだ」などの投稿が寄せられた。
比嘉監督は沖縄勢として春夏通じて初優勝した99年春に沖縄尚学のエースとして日本一に導いた。その後、母校を率いた比嘉監督が08年春に2度目のV。沖縄勢としては15年ぶりの夏の決勝進出。23日午前10時からの日大三戦は世界中のサッカーファンたちからも注目されるに違いない。