
14年ぶりの優勝を目指す日大三(西東京)は22日、兵庫・西宮市内の球場で約2時間、打撃練習を中心に汗を流した。4番を務める田中諒内野手(2年)は、今大会2本塁打と強打の「三高打線」を引っ張る。この日も柵越えを連発し「変わらずいい振りができている」と手応えを口にした。前日の準決勝では左足のふくらはぎをつるアクシデントで途中交代も「もとに戻りました。全然大丈夫です」と万全な状態を強調した。
23日の決勝は沖縄尚学と対戦。末吉良丞投手(2年)、新垣有紘投手(2年)を「2人とも真っすぐも変化球もキレがあるので、ついていけるように」と警戒。2年生対決のイメージはできている。
今大会はチームトップの5打点を挙げ、準決勝の県岐阜商戦では猛打賞と、初の聖地で躍動する2年生は「優勝することしか考えていない。自分のスイングをして打っていくだけ」と静かに闘志を燃やした。