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【日本ハム】“兄貴”稲葉2軍監督、引退中田翔に厳しく温かいエール「最後まで苦しむ姿見せたら」


日本ハム対北海道社会人・学生選抜 グラウンドを見つめる稲葉2軍監督(撮影・黒川智章)

中日中田翔内野手(36)の引退発表を受け、ともにプレーし、打撃の“師弟関係”にあった日本ハム稲葉篤紀2軍監督(53)が15日、エスコンフィールドでのプロアマ交流戦前に取材対応した。新人時代から弟のようにかわいがってきたスラッガーの幕引き。ここまでの奮闘をねぎらうと同時に、最後まで、ファンに苦しむ姿を見せ続けることが、残されたミッションだと説いた。

   ◇   ◇   ◇

稲葉2軍監督に、驚きはなかった。会見前に中田本人からラインで現役引退の報告を受けていたという。「『最後までやりきれ、最後まで頑張りなさい』っていうことを伝えました。ここ最近、ちょっとケガで苦しんでたのは、ずっと知ってたんですけれども、いよいよ、そういう時が来たな、という感じですかね」と思いを口にした。

かわいい弟分だった。14年10月5日、自身の現役引退セレモニーでは、目をうるませながら花束を渡しにきた中田に、もらい泣き。スピーチでは「中田翔を、よろしくお願いします」とファンに託した。思い出を聞かれ「いろいろありすぎて何っていうのが、なかなか見当たらない」。常に、そばにいて見守り続けきたからこそ、思い出があふれ返る。「本当に弟のようにかわいがって来たつもりではあったし、いっぱい練習をしながら、いろんなことを伝えたつもり。でも、ここまでしっかりやれたと思いますし本人も、やりきった感じがあるんじゃないですかね」とねぎらった。

中田が新人時代の08年から12年まで日本ハムのヘッドコーチを務め“専属”で指導した福良淳一氏(65=現オリックスGM)と、打撃フォーム改良のため、汗を流した。「福良さんと、翔のフォームを固めようよって。元々ノーステップでずっと彼は打ってたんですけども、足上げて打つっていうことを、本人が『これをやりたい』って。ずっと素振りも一緒にやって。じゃあこの形で打とうよって。だから足上げたきっかけは、多分そこ」。スラッガー中田の幹になる部分に「稲葉」が、いた。

現役生活の有終の美に向け、ゲキを飛ばす。「ドラゴンズもジャイアンツもファイターズも。3球団あった中でたくさん応援してくれた方たちに、最後の最後まで苦しんでいる自分の姿を、見せたらいいんじゃないですか」。新人時代からの努力、苦しみを知る“アニキ”は、厳しくも温かいエールを送った。【永野高輔】

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