
オリックス中川圭太内野手(29)が15日、7月度の「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞した。
「数あるサヨナラのシーンの中で選んでいただいてうれしく思います」
受賞対象は7月16日楽天戦(京セラドーム大阪)。両軍無得点で迎えた9回裏2死で左翼へサヨナラソロをかけた。人生初のサヨナラアーチに「ヒーローインタビューでも言ったんですけど、奇跡が起きたと思いました」と振り返った。先発の田嶋大樹投手(29)が9回無失点と快投した中、同学年左腕を1発で援護。「タジが頑張っていたので、なんとか勝ちをつけられてよかった」。サヨナラ本塁打で完封勝ちは、阪急時代の77年5月1日クラウン戦以来、球団48年ぶりだった。
賞金30万円の使い道は「いつも試合前練習で投げてくださっているバッティングピッチャーの方になにか、と思っています」と感謝。残り40試合でチームは3位。「簡単な試合は1つもないと思っていますし、チーム全員でしっかり勝ち切れるように頑張っていきたい」と力を込めた。