
<中日2-3広島>◇8日◇バンテリンドーム
延長11回の末に粘り勝ちした広島が連敗を阻止し、4位に浮上した。
決勝点は11回1死三塁からの暴投だった。幸運な勝利は、投打の若手の奮闘が呼び込んだ。先発高が7回3安打無失点と好投。初スタメンの前川は先制2点二塁打を含むマルチ安打をマークした。10回を抑えた中崎が今季3勝目。1点リードの11回を締めた栗林が、6月22日楽天戦以来の10セーブ目で入団1年目から5年連続2桁セーブを達成した。
試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-最後は相手にプレッシャーをかけて決勝点を奪った
新井監督 サク(坂倉)もよく打ったし、小園もよく1発で(犠打を)決めたと思います。三塁に行って(決勝点は)ああいう形だったけど、そこに行くまで、みんな良かったと思います。
-投打に若手の奮闘が光った
新井監督 いいもの見せてくれたね。(前川)誠太も昨日に引き続き、いいバッティングだった。追いつかれはしたけど、若手だけでなく、全員での粘り勝ちだと思います。
-前川選手は体の線は細いが、内寄りの直球を捉えて前日に続く長打
新井監督 ハンドリングがいいし、バットの扱い方がうまい。線は細いけど、技術的に面白いものを持っている選手ですね。
-投手では先発高投手が初回にピンチがありながらも安定した投球
新井監督 あそこを乗り切って、今日も本当ナイスピッチングだったね。見ていて、マウンド上での打者に向かって行く強さを感じますね。
-中盤以降も球威があった
新井監督 球威が落ちなかったですね。(7回まで)ゼロで抑えていたけど、ファームではだいたい6回、100球くらいがめどだったので(代えた)。今日は7回を投げられたのは自信になると思いますし、本当いいものを見せてくれたと思います。
-スタメンから外れた小園選手について
新井監督 ノックのときにちょっと左の内転筋に張りが出たということで(スタメンから外した)。これは明日の状態を見てみないと分からない。
-ピンチバンターとして出場した
新井監督 軽傷は軽傷なんだけど、無理はさせられないので、今日は後から(の出場になった)。治療はしているので、また回復具合を見て(スタメン復帰は)判断していきたいと思います。