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【町田】黒田監督、王者神戸戦へ気合のギア上げた「挑んでいきたい大きな山」勝てば優勝戦線浮上


神戸戦に向けてメディア取材に応じた町田の黒田剛監督

明治安田J1で5連勝中と波に乗る6位FC町田ゼルビアが、次節10日に首位ヴィッセル神戸とホームで激突する。

勝ち点6差。勝てば優勝戦線に浮上し、負ければ9差と大きく後退する大一番。黒田剛監督(55)は8日、昨季から1分け2敗と勝てていない神戸を「大きな山」と表現し、「勝利をたぐり寄せたい」と誓った。

町田の勢いが増している。天皇杯も含めた公式戦では8連勝中。堅固な守備をベースとした「ウノゼロ(1-0)」で勝ち星を積み上げていく。

黒田監督は「ケガ人で苦しかった前期を思えば、今は町田らしいというか、我々が本来やりたかったことができるようになってくているし、ずっと2年半、(監督に)就任してから彼らに伝え続けてきたコンセプトとか、町田の勝つための方程式というものを彼らが理解して実践できるようになり、また自分たちで工夫しながらやれるようになってきている」と自信を口にした。

J1昇格1年目となった昨季は、守備を固めて縦への速い攻撃に活路を求めた。その堅守速攻と高さを生かしたセットプレーで3位と大健闘したが、優勝するためにはサッカースタイルに幅を持たせる必要性も感じた。そこで今季は自分たちでボールを保持する時間も作り、バリエーションのある攻撃で連動性あるパスワークで局面を崩していく。攻守に渡り、クオリティーの高い選手がそろい、神戸や広島、鹿島といった強豪クラブと互角に渡り合える陣容が整っている。

「いいところをより伸ばし、そしてできなかったことというか、チャレンジしてこなかったものにチャレンジして、結果が見え始めてきた後半戦なので。やってきたことに狂いはなかったと思うし、後はクオリティーとかプレーの精度を高めていく作業をやっていきたい」

神戸にはJ1昇格後は1分け2敗と勝ち星がない。レベルの高い選手がそろい、「一瞬のスキを絶対に見逃さないぐらいのしたたかさを持っている」(黒田監督)と警戒する。その神戸は5月25日の清水戦に2-3と敗れて以来、リーグ戦7試合負けなし(6勝1分け)。まさしく大きな山となっている。

「選手に言ったのは、リーグ5連勝はもう1回置いておく。そこは捨てるというか、意識しない。この一戦にやっぱり懸けなきゃいけない。我々が上に行くには必ず立ちはだかってきた相手。上を目指す上でここに勝たなきゃいけない。我々の人生においても、そこは挑んでいきたい大きな山でもあるし、壁でもある。相手の強さを認めた上で、やれるチャンレジを全力でやりたい」

ホームの町田Gスタでの開催。サポーターの大声援を受け、勝利を誓う。

「注目度の高いゲームであることは間違いない。ここで我々が勝てば柏、鹿島、広島も含め“さぁオレたちも行くぞ”という形でどのチームも気合が入ってくるし、ますますJ1がおもしろくなってくる。それぐらい意味のある試合になってくる。もちろんそこを乗り越えずして優勝なんてあるわけないし、簡単に転がり込んでくるものでもない。やっぱり多くの人たちが見ている前で勝利をたぐり寄せるぐらいのことはやりたい。当たって砕けろじゃないけど、それぐらい悔いのない戦い方をしたい」

王者・神戸を前に“勝負師”の気合のギアは一段も二段も上がった。優勝の行方を占う一戦となることは間違いなさそうだ。

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