
FC町田ゼルビアの黒田剛監督(55)が14日、次節セレッソ大阪戦(16日、町田Gスタ)に向けてメディア対応し、ガンバ大阪から加入した注目のMFネタ・ラビ(28)について言及した。
印象を問われると「うまい。ひと言で言うと。ボール扱いがすごく上手だなというのが第一印象かな。ある程度、体も絞れているから、やっぱりトレーニングはしてきたんだな」と話した。
C大阪戦でのデビューも期待されるところだが、「ここは焦ることなく、しっかりと。今年はまだ試合数が多いので、うまく彼もその一員として順応していくこと、1日も早く順応していくことを期待しながら、いろんなことを彼に要求していきたい」。
昨季はFW相馬勇紀、DF中山雄太が加入してすぐ起用されていたが、その後に負傷離脱している。それも踏まえ「町田で求められることはすごくハードなことが多くて。やっぱり勝ち続けるために我々の基準っていうのはかなり高いところに持っていっていることもあって」。ラビの移籍即起用については慎重なスタンスのようだ。
クラブの尽力で補強に成功する中、チームもリーグ戦6連勝で5位浮上、公式戦も9連勝中と勢いを増している。それでも勝負師・黒田監督に油断はない。「どんな会社組織だろうと、成績が良かった時は緩みがちだし、どこかで手を抜いたりとか、このままいけるだろうというような、根拠のない確信というか、慢心みたいなものが出てくるのが人間。やっぱりそこはきちっと指摘し合っていくことが重要」と話した。
地に足を付け、先を見ないで一戦一戦。さらなる連勝が続けば、初のタイトルも現実味を帯びてくる。