
<高校野球青森大会:八戸学院光星11-1青森北>◇23日◇準決勝◇はるか夢球場
あと2勝が遠かった。21年ぶりに準決勝に臨んだ青森北が5回コールド負けで姿を消した。4番手で登板した神騎士(じん・ないと)投手(3年)は2回1/3を2失点。前の3投手が計9失点していた。「ここからは俺しかいない」と臨んだ。
名前には「騎士のように、人を守れる強い人に」という願いが込められている。「チームメートがやらかしても、自分が冷静に抑えてやるという気持ちでいます」と、強いエースになった。
この日はチームで2失策2暴投。気温34度の猛暑の影響もあり、守備からリズムをつくることができなかった。それでも、登板直後の2回2死二塁は、打者1人で切った。直後の3回の攻撃では、得点に絡む打撃で意地をみせた。「春はセンバツ、夏はベスト4を超えて甲子園にいけるチームになってほしいです」と、夢を後輩たちに託した。