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【大学選手権】早大・高橋煌稀が全国デビューの勢いで日本一へ駆け上がる 憧れ先輩の成長参考に


早大の高橋煌稀投手が全日本大学野球選手権の準々決勝でチームを4強に導く活躍を見せようとしている。彼は2022年甲子園で仙台育英として優勝、翌年準優勝した経験を持ち、大学全国大会初となる東亜大戦では1回を完璧に抑えた。高橋は高校の先輩で、同じ仙台育英出身の伊藤樹投手を尊敬しており、その成長を目の当たりにして自分も成長しようとしている。試合後、高橋は「考える野球」を学ぶことの重要性を語り、全力でプレーし日本一を目指す意気込みを示した。

早大・高橋煌稀(2025年6月10日撮影)

<全日本大学野球選手権:早大-東海大>◇13日◇準々決勝◇神宮

大学全国デビューの勢いで、チームを4強に導く。仙台育英で22年の甲子園優勝、翌年の同準優勝を経験した早大・高橋煌稀投手(2年)は今日13日の東海大(首都大学)との準々決勝に臨む。大学初の全国マウンドとなった10日の東亜大(中国地区)では、6回に登板して1回を完璧に抑えた。高校の先輩、エースの伊藤樹投手(4年)とともに日本一まで駆け上がるつもりだ。

   ◇   ◇   ◇

10日は大学での全国デビュー戦ではあったが、東京ドームのマウンドは2度目だった。高橋は「リベンジというか、なんとしてもゼロで抑える気持ちでいたので、本当に良かったです」と笑顔で振り返る。高校時代、侍ジャパンU18壮行試合で1回4安打1四球3失点。苦い思い出を吹き飛ばす好投だった。

憧れの先輩からのバトンだった。早大の先発は仙台育英からの先輩でもあり、ドラフト候補の伊藤樹投手(4年)。仙台育英の継投リレーで初戦を飾った。「とくに緊張せず、いつも通り投げられました」と安堵(あんど)の表情で振り返った。

伊藤は高校時代から一回りも、二回りも大きな存在だった。それでも、早大入学後に見た先輩の成長ぶりに衝撃を受けた。「全然違う人みたいになっていました」。大きな先輩の背中は、自分の成長にもつながっている。「樹さんからはマウンドさばきやけん制、フィールディングなどの投げる以外のことも参考にしています」と話す。

一緒に野球ができるのも残りわずか。限られた時間で「考える野球」を学ぶつもりだ。「樹さんは1球1球、配球も考えて投げているので、その考え方を学びたいです」。これまで配球は、小、中、高、大とともにプレーしてきた女房役、尾形樹人(2年)に頼りきりだった。「みっき(尾形)が構えたところに投げるだけだったので、自分で考えながら投げることを学びたいです」と口にした。

「日本一」まではあと3勝。今大会で対戦したい相手にはプロ注目の強打者で、仙台育英出身の青学大・秋山俊外野手(4年)の名を迷わずに挙げた。対戦がかなうのは決勝のみ。大会史上初の3連覇を狙う先輩を退け、頂点からの景色をみるためにも、全力で腕を振るう。【木村有優】

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