
<とっておきメモ>
<ソフトバンク2-3日本ハム>◇1日◇みずほペイペイドーム
台湾からやってきた怪物が、うれしい来日初勝利だ! 日本ハム古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)がソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)で7回5安打2失点、10奪三振の快投でNPB1勝目を挙げた。故郷の期待を背負って海を渡ってきた「火球男」の歴史的な1勝でチームも今季3度目の同一カード3連勝。貯金を伸ばしたい5月戦線は幸先のいいスタートとなった。
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日本ハム古林睿煬のすごさをエース伊藤に聞いてみた。「リリースや足を上げて前に行くタイミングも、すごく理にかなったシンプルな動きを持続してできるところです」。投手にとって複雑なメカニックが連動する投球動作をシンプルに行うことが実は一番難しい。「だから、力んでいるように見えないけど直球は強さもあるし速い。いろいろ勉強になる」と一目置く。
重ね合わせたのは令和の怪物だ。「(ドジャース佐々木)朗希を見てても、やっぱシンプル。足上げて、そのまま(打者方向ヘ)という感じじゃないですか。いい投手は、ずっと同じ映像を見ているみたいな感じなんです」。そんな台湾からやってきた怪物の素顔は「ずっと笑っているし、かわいい感じですけど…投げるボールはかわいくないです(笑い)」。シンプルイズベストの古林睿煬はNPBでもきっと躍動する。【日本ハム担当=木下大輔】