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8代目尾上菊五郎の襲名披露興行で7代目菊五郎、新菊之助と親子3代が共演


東京・歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎」の初日が行われ、8代目尾上菊五郎(47)の襲名披露公演が始まりました。この公演では、父である7代目尾上菊五郎との音羽屋史上初の同名義での共演が注目を集めています。昼の部では女形舞踊の大作「京鹿子娘道成寺」が披露され、夜の部では「弁天娘女男白浪」での共演が行われ、大きな歓声が上がりました。新菊五郎と新菊之助からは、先代たちの伝統を受け継ぎつつも新しい歌舞伎俳優を目指すとの意気込みが語られました。公演は7月大阪、10月名古屋、12月京都と続き、26年6月の博多座まで行われる予定です。

「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部「弁天娘女男白浪」に出演する8代目尾上菊五郎(左)、7代目尾上菊五郎(C)松竹

菊之助あらため8代目尾上菊五郎(47)、長男で丑之助あらため6代目尾上菊之助(11)の襲名披露興行「團菊祭五月大歌舞伎」が2日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた。

初の襲名披露狂言(演目)は、昼の部を締める「京鹿子娘道成寺」。2人は、坂東玉三郎とともに白拍子花子をつとめた。女形舞踊の集大成とされる大作。恋する女性をさまざまなシチュエーションで踊り、大きな拍手が送られた。

新菊五郎の父は7代目として、これまで通り菊五郎を名乗ることから、音羽屋史上初の菊五郎2人体制となる。夜の部「弁天娘女男白浪」の最後で、2人の菊五郎が初めて芝居で共演し、「音羽屋!」の声が一斉に掛けられた。

夜の部「口上」で新菊五郎は「歴代の菊五郎が大切にしてまいりました伝統と革新にのっとりまして、精進する覚悟にございます」、新菊之助は「立派な歌舞伎俳優になれるよう、この後も応援のほどお願い申し上げたてまつります」と述べた。7代目は「親子3代で舞台に立てること、このような幸せなことはなく、この上の喜びはございません」とあいさつした。

中村梅玉、玉三郎、坂東楽善、尾上松緑、市川團十郎も列座し、梅玉は「同世代の成田屋さん(市川團十郎)や(尾上)松緑さんと歌舞伎の先頭に立ってほしい」と期待を寄せた。

襲名披露公演は始まったばかり。歌舞伎座での「六月大歌舞伎」を終えると、7月は大阪松竹座、10月は名古屋・御園座、12月は京都・南座、26年6月の博多座まで続く。【小林千穂】

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