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8代目尾上菊五郎襲名披露興行「團菊祭五月大歌舞伎」が初日「精進する覚悟にございます」口上


東京・歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎」が初日を迎え、新しい8代目尾上菊五郎と6代目尾上菊之助の襲名披露が行われました。特に注目されたのは、昼の部の「京鹿子娘道成寺」で、坂東玉三郎、尾上菊五郎、尾上菊之助の三者による華やかな女形舞踊が披露され、大きな拍手を浴びました。また、夜の部の「口上」では親子三代舞台共演の喜びと、伝統を守りつつ革新を目指す決意が語られました。この襲名披露公演は、東京を皮切りに大阪、名古屋、京都、博多などで続き、2026年まで各地を巡演予定です。

「團菊祭五月大歌舞伎」昼の部「京鹿子娘道成寺」に出演する、左から坂東玉三郎、6代目尾上菊之助、8代目尾上菊五郎(C)松竹

菊之助あらため8代目尾上菊五郎(47)、長男で丑之助あらため6代目尾上菊之助(11)の襲名披露興行「團菊祭五月大歌舞伎」が2日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた。

初の襲名披露狂言(演目)は、昼の部を締める「京鹿子娘道成寺」。2人は坂東玉三郎と3人で白拍子花子をつとめた。女形舞踊の集大成とされる大作で、3人は恋する女性をさまざまなシチュエーションで踊り分け、観客からは大きな拍手が送られた。

夜の部「口上」では、父で7代目菊五郎が2人を披露し、新菊五郎は「歴代の菊五郎が大切にしてまいりました伝統と革新にのっとりまして、精進する覚悟にございます」、新菊之助は「立派な歌舞伎俳優になれるよう、この後も応援のほどお願い申し上げたてまつります」と述べた。7代目は「親子3代で舞台に立てること、このような幸せなことはなく、この上の喜びはございません」とあいさつした。

中村梅玉、玉三郎、坂東楽善、尾上松緑、市川團十郎も列座し、梅玉は「同世代の成田屋さん(市川團十郎)や(尾上)松緑さんと歌舞伎の先頭に立ってほしい」と期待を寄せた。昼の部はほか「勧進帳」など、夜の部はほか「弁天娘女男白浪」など。

襲名披露公演は始まったばかり。歌舞伎座での「六月大歌舞伎」を終えると、7月は大阪松竹座、10月は名古屋・御園座、12月は京都・南座へと続き、26年6月の博多座まで続く。【小林千穂】

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