
<日本ハム3ー8楽天>◇23日◇エスコンフィールド
日本ハムは楽天に連敗を喫し、3カードぶり負け越しとなった。NPBデビューの古林睿煬投手(24)が、5回2/3を投げ9安打7失点(自責5)で初黒星。初回に三塁・清宮幸太郎内野手(25)が適時失策を犯すなど、味方のミスも重なった。
試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-古林睿煬について
「悔しいね、悔しいデビュー登板になったんですけど、すごい成績を残してるピッチャーでも、最初の登板がこうやって苦い登板になった大投手はたくさんいるんで。古林にも言ったんですけど、この世界は一番は切り替えが大事。ある時間を自分で決めて、それが過ぎたらもう切り替えるっていうことをしてくれれば。でも楽しそうにね、マウンドで表情も良かったし、テンポも良かったし。(清宮幸の失策で)初回のダブルプレーを取ってあげれなかったことは申し訳なかったなと思いますね」
-捕手に吉田を起用
「配球いいし、気合の入り方も多分違うと思うんで。(初回に)ダブルプレーを取っていたら、(6回に)4点取られるまでいいコンビだったと思う」
-6回は投げ切らせようと
「100球は超えさせたいなっていう思いはあった。100球投げられたっていうところは本人も自信になったと思うし、体力もありそう」
-2回から5回はコントロール安定
「レベル的には高いレベルのピッチャーだと思う」
「(自ら)しかし吉田君は…落合さんかと思ったよ(右方向への3号ソロ)」
-4回に野村の右直で飛び出し併殺となった二塁走者清宮幸の走塁
「コーチにしっかり叱ってもらわないと。3点リードされてて…。毎日毎日コーチもね、いろんなことを考えて、どうやってエラーを減らしたり、ミスを少なくするっていうことはもう言ってるから。あとは本人がどう準備をしてプレーするか。ミスをしたからって硬くなりすぎるとね。昨日の水野くんもそうですけど(遊ゴロを大事にさばいて内野安打にしてしまうプレー)、やっぱりミスがずっと続いていたんで。大事にいこうとああいうプレーになるの、僕は好きじゃないから。思いっきりプレーしてくれたら。清宮くんなんか思いっきりプレーしてエラーしてますけど、それはそれで。守備のセンスっていうのは急に伸びることはないんですよ。それは経験させながら我慢して守らせて。それが成長させる1つのポイントになるんで」
-前日の水野の交代は俊足の楽天中島の走力のことが頭に入っていなかった
「1番走りやすい打ち方で捉えてるんだから、その体勢でわかるじゃないですか。足も速いってこということはわかってる。にもかかわらず、大事にいった。今日の山県くんのパパって(素早い送球)、あのプレーをしてほしいです。ミスしたのはもう忘れてほしい。あそこでバーって走って悪送球になりました。全然問題ない。(前日先発の)伊藤くんだって、もう抑えてよしと思ったところ。ピッチャーはそれを取り返してあげようと思ってやるんですけど、がっかりしてるところでそこまでうまくいくことは少ないと思うから。で、すぐ替えました。他の選手も見てるから。ああいうプレーはなくなるだろうというところ」
「(最後に古林睿煬について)次、期待しましょう。ボールも良かったらね」