
<日本ハム2-1ロッテ>◇26日◇エスコンフィールド
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)は7回の決勝弾の直前、同点ソロの野村を祝福しながら、4週間前の自分の言葉を思い出した。
「開幕シリーズでジェイ(野村)に『お前はすごくいい環境にいる。ポジティブなメンタルを保ってこれを続けていこう』って話した。僕が、それを続けていなかったんだ」。直近10試合は打率1割5分2厘で0本塁打。いつの間にか前向きな心を忘れていた。
自身がかけた言葉を忘れずに結果を残した4番に気付かされた。「かなり状態が悪かった中でもポジティブに考えるっていうことをチームメート、スタッフ、コーチ全員が言ってくれた。(開幕時は)4番としての責任を背負う背中を押したつもりだったけど、今日はジェイや周りのチームメートが同じように僕の背中を支えてくれているんだなって感じた」。感謝のアーチが、不調脱出への号砲となる。