
<阪神6-2巨人>◇26日◇甲子園
阪神は粘りのディフェンスでたび重なるピンチをしのぎ、8回の勝ち越し劇を導いた。
先発ジョン・デュプランティエ(29)は5回2失点と試合を作り、6回からは継投。6回は岡留英貴(25)が主軸からの打順で2死を奪い、イニング途中から島本浩也(32)が救援。左腕は続投した7回もぴしゃりと抑えると、9回は及川雅貴(23)が1死満塁とされながらもホームは踏ませず。9回は石井大智(27)が3人で力強く締めた。
最後までマスクをかぶった坂本誠志郎捕手(31)は、登板した投手陣の名前を挙げながら、踏ん張りをねぎらった。大ピンチを背負った及川については、内容は明かさなかったが坂本自身の責任とした。
「デュプランティエは三振が多くて、球数が(かさんだ)。もっと自分が何とかできたんじゃないかと申し訳なかった。いつも前向きに、いい仕事をしているので、それに応えられるように、早く勝ちがつくようにしてあげたい。岡留もいい打者を抑えて、シマさんも途中から抑えてくれた。流れを相手にやらない、大事なところだった。オヨは僕のミスでちょっとピンチ作っちゃって、キツい場面にして申し訳なかった。中継ぎが頑張って、終盤に点を取るのはチームの形でもある。昨日(村上)頌樹が1人で8回までいってくれたのも大きい。こうやってみんなでつなぎながら何とか粘って、最後に勝てたのはよかったです」と振り返った。
自らもバットで援護。8回、大山悠輔内野手(30)の勝ち越し打に続いて、左越えに二塁打を放ち、大きな2点を加えた。「ジャイ
アンツ打線は気が抜けないので1点でも多くと思っていました。めったに(外野を)越えないので、越えてくれてよかったです」と振り返った。