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【日本ハム】前日1軍昇格の水谷瞬“開幕”1号「1本出たっていうのはちょっとほっとしてます」


日本ハムの水谷瞬外野手(24)は、オリックスとの試合で8回表日本ハムが3点リードしている場面で、左越えに2点本塁打を放ち、今季初安打を飾った。左脇腹の違和感で開幕を2軍スタートし、1軍に昇格したが、8打席まで無安打の状態だった。しかし、9打席目で“開幕”の一打を放ち、チームの連敗を止めた。この勝利で日本ハムはオリックスとのゲーム差を2に縮めた。昨季には交流戦MVP、球宴出場など飛躍を遂げた水谷だが、自己改善に努め、チームの勝利に貢献するために日々努力を重ねてきた。試合追加の打撃で一層自信を得た水谷は今後も安定した結果を出すことを目指している。

オリックス対日本ハム 8回表日本ハム2死一塁、左越え2点本塁打を放った水谷はライトスタンドに向かってポーズ(撮影・和賀正仁)

<オリックス4-7日本ハム>◇19日◇京セラドーム大阪

今季初安打を本塁打で飾った。日本ハム水谷瞬外野手(24)が、3点リードの8回2死一塁で、貴重なダメ押し1号2ランを放った。

左脇腹の違和感で開幕2軍スタート。18日に1軍昇格し8打席凡退だったが、9打席目にして“開幕”の一打を放った。チームは連敗を2で止め、18試合で2ケタ10勝に到達。首位オリックスとのゲーム差を2に縮めた。

   ◇   ◇   ◇

やっと出た。水谷は、万波の3ランで3点リードとなった直後の8回2死一塁、代わったばかりのオリックス阿部の初球ストレートを左翼席に運んだ。「マンチュウ(万波)が打って、3点入って勝ち越して、気持ちが少し楽になりました」。万波弾とほぼ同じ方向への1号2ランで、勝利を決定づけた。

左脇腹の違和感で開幕は出遅れた。2軍調整中には新庄監督からDMで「1本ホームランを打て」と司令が出ていたが、矢沢の負傷で不発のまま1軍昇格。前打席まで8打数無安打に倒れていた。「自分の問題だと思うんですけど力みとか、そういうところがあって」。苦しい中での1号2ラン。「結果としてホームランという最高の形にはなったと思いますけど、そこ以上に1本(安打が)出たっていうのは、ちょっとほっとしてます」と安堵(あんど)した。

昨季は1軍デビューから交流戦MVP、そして球宴出場と一気にブレークしたシンデレラボーイ。だからこそ、あえて2軍調整中は、自らに厳しくムチを振るった。「少し1軍で結果を出した選手に対しての見られ方ってありますけど、それが心地よくなっちゃダメ。今日よりも明日、明日よりも明後日という気持ちで」。2軍の佐藤打撃コーチと膝をつき合わせ、謙虚な気持ちでさらなる技術向上を目指してきた。

勝負は始まったばかり。「こういうインパクトあるスタートを切れたっていうのは自分の中でも良かったと思いますし、かといってそれを頭に思い描きすぎたら良くない。今日は今日で良かったとして、明日以降、またぐしゃぐしゃなヒットでもヒットはヒット。毎打席リセットできるように」。泥くさく結果を重ね、チームに勢いを呼び込んでいく。【永野高輔】

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