
<中日-DeNA>◇19日◇バンテリンドーム
DeNA打線が相性の良かった中日高橋宏斗投手(22)に封じられた。2連戦初戦を落とし、中日と順位が入れ替わった。
今季は開幕から14イニング連続無失点中と好調だった先発アンソニー・ケイ投手(30)が立ち上がりから攻められた。
1回先頭、中日岡林に初球を右前打とされると、犠打で1死二塁。続くブライトは内角カットボールで詰まらせ、バットを折ってボテボテのゴロに打ち取るも、折れたバットを避けて捕球しきれず、不運な内野安打でピンチを拡大。一、三塁から細川に中前適時打を浴びた。これが今季15イニング目での初失点となった。
この日の試合で7回無失点となれば、開幕3試合連続で7イニング以上投げて無失点という球団新記録だったが、新記録樹立はならなかった。
それでも2回以降は立ち直った。150キロを超える直球とカットボールを軸に、0行進を続けた。しかし1点差の6回1死、中田に左翼席へソロを浴びて追加点を献上。6回8安打3失点6奪三振でマウンドを降りた。
打線は中日の若き右腕を攻めきれず。3回に先頭林の二塁打から作ったチャンスで、パスボールの間に挙げた1点のみ。7回4安打1失点に封じられ、高橋宏の今季初白星を献上した。開幕戦では6回途中5得点と打ち崩すなど、苦手にはしていなかった右腕だが、この日は沈黙させられる結果となった。
2点を追う8回2死からは、度会隆輝外野手(22)が2番手のマルテの内角寄り155キロツーシームを捉えて右翼席に飛び込む1号ソロを放った。昨年4月26日巨人戦(横浜)以来、約1年ぶりで、ビジターでの初ホームランで反撃するも、わずかに1点及ばなかった。