
<阪神2-5広島>◇18日◇甲子園
広島が鮮やかな逆転勝ちで3連覇最終年の18年以来、7年ぶりとなるリーグ10勝一番乗りを決めた。4番末包昇大外野手(28)が2回にセ・リーグ打点トップと得点圏打率リーグトップの貫禄を見せつける2点打。打者10人で阪神村上に1回で54球を投げさせるなど驚異の集中力で5点を奪い逆転した。負ければ首位陥落の一戦でしっかりと首位をキープした。
4番に入る末包が好調だ。2点を先制された直後の2回に3点を奪って逆転。なおも2死満塁から東洋大の後輩、村上に対した。フルカウントから左前へ引っ張り2者が生還。「あと1点ほしい場面だったので、小園が回してくれたのでしっかりと仕事ができて良かった」。一塁ベースを回りVサインを見せた。
開幕カードは出番がなかったが、ここにきて自己最長の7試合連続安打と好調をキープ。得点圏では今季13打数7安打で打率5割3分8厘。2打点を追加して今季16打点としリーグトップを走り、絶好のポイントゲッターになっている。
負ければ首位陥落の一戦で、4番がバットで貢献。「チャンスで回してくれることが多いので、そこは自分の仕事だと思ってできれば」。今後も勝利につながる得点を自らのバットで生み出す。【林亮佑】