
復活へ2軍調整を続ける巨人戸郷翔征投手(25)が、名伯楽の指導を受けた。14日、神奈川県内のジャイアンツ球場で練習し、久保康生巡回投手コーチ(67)と約1時間、フォームチェックを行った。
12日の広島戦(マツダスタジアム)で3回1/3を10安打10失点(自責9)と大炎上し、2軍降格となった。この日は1軍の投手陣とともに準備運動などを終えると、久保コーチとブルペンでシャドーピッチングを繰り返した。確認していたのは主に足の使い方。「大事なことなので。また基礎から、一からやり直します」と説明した。「お互いそういう話しになったので」と経緯も述べた。
久保コーチは今季、昨年1登板に終わった田中将大とキャンプから二人三脚で指導してきた。時に「魔改造」と呼ばれる手腕で、3日の中日戦(バンテリンドーム)での586日ぶりとなる今季初勝利に導いていた。昨季は菅野智之も支えるなど、23年から巨人に加わった頼もしい指導者だ。
久保コーチ自身は「ちょっと話しました。良くなってくれたらうれしいですね。今だって悪くないよ」と多くは語らなかった。戸郷自身は「良い感覚はあったので継続したい」と改善を模索していく。