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【西武】12連敗中の高橋光成 5回1失点の粘投も同点のまま降板 勝利また持ち越し


西武の高橋光成は、ベルーナドームでのロッテ戦で5回1失点の粘り強い投球を見せた。特に5回表には、重要な場面でフォークを駆使しピンチを凌ぎ、感情をあらわにした。昨季、ロッテに対して苦戦したチームの先発を任されたが、序盤の失点に踏ん張りを見せた。高橋は速球だけでなく、スライダーやフォークを低めに集めて効率良く相手打線を抑えたことで、次戦への期待を持たせる内容だった。昨年の0勝11敗という辛い経験から復活を目指す中、今季初登板では打ち込まれたものの、首脳陣の信頼は揺るがない。彼の春がもうすぐ訪れることを期待させる投球を披露した。

西武対ロッテ 5回表、胸に手を置きチームメートを見つめる高橋(撮影・滝沢徹郎)

<西武-ロッテ>◇8日◇ベルーナドーム

球数を費やしても、追加点は許さない。西武高橋光成(28)は、5回1失点と粘投した。5回2死一塁、2-2からのロッテ・ソトに投じた89球目だった。ホーム手前でワンバウンドする低めのフォークで空振りに打ち取ると、グラブをたたき感情をむき出しにした。1-1の同点のままマウンドを譲った。勝利はまたも持ち越しとなったが、次戦へとつながる内容だったに違いない。

チームが昨季4勝21敗と苦手としたロッテとの今季初めての対戦のマウンドを託され、失点は初回の1点に食い止めた。2回2死一、二塁では角中を二ゴロに抑え、4回先頭の高部に中前に運ばれるも、上田、佐藤都、小川と凡打に打ち取った。この日最速154キロの直球が捉えられても慌てず、スライダーやフォークなどの変化球を低めに集めながら、最少失点でしのいだ。

昨季0勝11敗に終わったことは「本当に苦しかった。どうにかしたいともがいても、抜け出せなくて」と悩みに悩んだ。「野球人生のプラスになると」と信じて復活を目指した今季。初登板は日本ハム打線に5回6失点と打ち込まれ、22~23年に12連敗した隅田の球団ワースト記録に並んだ。それでも首脳陣の信頼は揺るがない。2度目の登板機会で勝ち星こそ恵まれなかったが、高橋の春はきっともうすぐ。本拠地に集うファンにたちに、そんな予感を抱かせる投球で締めた。【平山連】

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