
日本ハム万波中正外野手が7日、誕生日を迎えて「25歳の誓い」を立てた。目指すは“等身大の自分”でいながら、野球ではもちろんキャリアハイのシーズンを過ごすことだ。
1つ年を重ねて気持ちも新たに、チームとともに乗り込んだのは敵地・仙台。25歳初戦となる8日楽天戦(楽天モバイルパーク)は自らの大活躍でチームを勝利に導き、連敗を3で止める。
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25歳となった万波は、ちゃめっ気たっぷりに言った。「いや、もうアラサーっすよ。アラサーっすよね?」。年齢を四捨五入をすれば「30」にはなるが、少し早いような…それでも、年齢を1つ重ねた背番号66は「“ギリアラサー”なんで」と前置きして、25歳の誓いを立てた。
万波 やっぱり(成績は)キャリアハイにしたいし、いい1年にしたい。あとは、ちょっと大人になれたかなって感じでいいかなと。生きる術やいろんな教養、知識を増やしつつ、ちっちゃい頃から変わらない部分、もともとのパーソナリティーは大事にして、変に大人びてない大人になりたい。等身大の自分でいたいのが一番っすね。
野球では自己最高のシーズンにすること。人としては、背伸びをしないこと。そう誓った25歳の万波が臨む最初の試合が、8日楽天戦だ。チームは開幕して8試合を終えて4勝4敗の勝率5割だが、現在は3連敗中。勝利に飢えている。
万波 やっぱ勝ちたいっすね。自分の結果もですけど、やっぱチームが勝つって楽しいなと。こうやって負けが続いて、あらためて感じたんで。もう1回、勝つっていうところを、みんなで今、成し遂げたい。
プロ野球は自身の結果も大事だが、チームが勝ってこそ喜びを実感できる。その思いはずっと変わらない。その中で、キャリアハイにつながる一打を重ねられれば本望だ。
万波 ちっちゃい頃に思ってた25歳には、なれているような気はしますね。もう結婚してると思ってましたけどね…小学生ぐらいの時にありますよね、25で結婚してみたいな(将来像)。それ以外はおおむね、なんか(想像通りの)25歳ですね。エネルギッシュに社会に出てみたいなイメージ。思ったより楽しいっす。
25歳の万波は荒波をものともせず、日本一の大航海をけん引していく。