
日本ハムの森野貴史ボールパーククリエーション統括部長が7日、都内で行われたプロ野球12球団と日本野球機構(NPB)による理事会・実行委員会に執行役員として参加。日本ハムが3月26日付で、プロ野球暴力団等排除対策協議会・一般社団法人日本野球機構事務局長から「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」の改善勧告を受けたことについて「11球団のみなさんがやっていることに沿ってやっていく」と言及した。
NPBでは今季から、インプレー中に撮影した選手の写真、動画等の配信及び送信を禁止。日本ハムは、同規程の第3条第4項「以下の場合はこの限りではない」の1号「主催者が承認した場合」に該当すると解釈し、本拠地エスコンフィールドにおいて昨季同様の運用を続けてきた。 日本ハムは改善勧告を受けたと発表した31日、「本規程第3条4項1号に記載されている『主催者が承認した場合』に該当すると解釈し、ファンの皆さまの球場体験をより楽しんでいただくための措置として運用して参りました」
「プロ野球の普及発展、球場観戦の価値向上を実現するためには、ファンの皆様が球場で撮影した魅力的なコンテンツを自由に発信できることが不可欠」
「NPBならびに関係各所と規程の在り方について協議したい」などとコメントを発表していた。
【森野ボールパーククリエーション統括部長の一問一答】
-改善勧告を受けた写真、動画の配信に関して協議は
「協議というか、これまで当社がしてきた対応に関しては、当社としていろいろ反省しなきゃいけない部分だとか、それぞれの確認の部分だったりとか、12球団の皆さんとの確認部分だとかも、なかなか抜けていた部分もあったので。今日は我々としてはそういうことも踏まえておわびして。当然、今の規定があるっていう部分を前提の上でなんですけど、我々としても当然、11球団の皆さんやってることに沿ってやっていきますよっていうのを、改めてお伝えさせていただいたっていうような状況でございます」
-現行のルールに従う
「当然、そういう風にしていきますという形です。ですので、それに対して、これまで我々が勝手な解釈ですね、当球団としての勝手な解釈の中で進めてしまったことに対しての謝罪をさせていただいたっていう感じですね」
-ルール自体は改善点があるが、そこの協議は
「そうですね、そのあたりは局長にお聞きいただければと思うんですけど。今後12球団でどういう風にしていくかっていう部分の議論はしていく話にはなってましたので。ちょっとそこら辺はNPBの方に聞いていただければなと思います」
-勝手な解釈とは
「そうですね。当然、正しいと思ってやってたんですけど。それまでの間の、確認の仕方も含めてだと思うんですけどね。当然、ご指摘もいただいてましたので。そこらへんを改めて反省した上で、進めていければなっていう部分で謝罪させていただいた次第です。少なからず、そうやってNPBにも他の球団さんにもいろいろな問い合わせが入ってるのも事実ですので。そこらへんは当球団の対応が、そうやって全てを起こしてるなんてのは間違いないと思ってるので。そこらへん含めてちょっと謝罪させていただいたって感じですね」
-ホームページでお知らせは
「一応、この後考えております。その前の段階で出してる主催者の判断っていう部分の、我々が誤った解釈をしてましたよという部分と、規定に沿って運用していきますっていう内容に関しては、この後ホームページの方に公開させていただきます」
-エスコンフィールドではファイターズが主催者になるが、そこにNPBも含まれるということか
「それはあくまで、その球団が主催者っていうことだと思いますよ。なんですけど、その主催者がやっていける範囲がそんなに大きくないですよっていうことだと思いますので」
-今後のSNSの可能性は
「当然ルールがあっての状態だと思いますけど。今の時代から含めていくと、そういうものは必要になるんじゃないかなという風には思いますけども」