
日本ハムは31日、プロ野球暴力団等排除対策協議会・一般社団法人日本野球機構事務局長より「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」(以下、本規程)の運用について、3月26日付で改善勧告を受けたことを発表した。
NPBでは今季から本規定により、インプレー中に撮影したプレーヤーの写真、動画等の配信、送信を禁止していた。日本ハムでは、ファンが球場で撮影した写真や動画を、ライブ中継に準ずる行為でない限り、SNS等に投稿することを許容してきた。本規程第3条第4項第1号に記載されている「主催者が承認した場合」に該当すると解釈し、ファンの球場体験をより楽しむための措置として、運用していた。
球団では、勧告を真摯(しんし)に受け止めつつ、以下のコメントを発表した。
当対応がファンの皆様並びにNPB及び他の11球団の皆様に混乱をお招きしたことをお詫び申し上げます。当球団としては、本規程の目的である「プロ野球の普及発展」「球場観戦の価値向上」を実現するためには、ファンの皆様が球場で撮影した魅力的なコンテンツを自由に発信できることが不可欠であると考えており、主催球団の裁量による柔軟な運用が可能であるとの解釈の下で今回の措置を実施して参りました。当球団は、NPBとの間で規程の解釈について確認し、意見調整してきましたが、引き続き、本件に関しては、NPBならびに関係各所と規程の在り方について協議したいと考えています。