
<巨人0-1阪神>◇6日◇東京ドーム
モンちゃん、おめでとう! 阪神門別啓人投手(20)が念願のプロ初勝利をつかんだ。ピンチを防ぎながら、6回途中5安打無失点の粘投。「1-0」の完封リレーで、初白星を手にした。高卒3年目で先発登板は通算5試合目。家族が見守る前で、念願の1勝となった。チームは今季初の「伝統の一戦」で3連戦を飾り、昨年5月27日以来の単独首位に躍り出た。
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門別の母実保さん(43)も感無量だった。この日は午前7時ごろに北海道の自宅を出発。父竜也さん(42)はテレビ観戦となったが、親族7人ほどで応援にかけつけた。今季初登板となった前回3月30日広島戦も、広島で応援。2週連続で勇姿を見届けた。「『ナイスピッチ』とラインはしました。『初勝利おめでとう。お疲れ』と。(ヒーローインタビューは)号泣で、あまりちゃんと見られなかったです」とほおを緩ませた。