
<広島-阪神>◇30日◇マツダスタジアム
阪神門別啓人投手(20)が、5回途中8安打2失点でプロ初勝利とはならなかった。
3回までに63球を要するなど、粘られながらの投球。4回に無死一、三塁のピンチを背負うと、7番菊池の左犠飛で先制点を献上した。
続く5回は3番小園、4番モンテロに連打を浴びて1死一、二塁。球数が111球に到達し、マウンドを降りた。
2番手の石黒佑弥投手(23)が、途中出場の広島田村に左前適時打を浴び、二塁走者が生還。追加点を許した。
門別は直球をファウルで粘られる場面も多く、3回の1番二俣には11球、4回の5番秋山には12球を投じ、四球を与えた。球数は自己最多となった。
門別は「慎重になりすぎた部分もあって、カウントの浅いうちの変化球をいいところに投げてしまい、追い込んでから決めきれず球数が増えてしまいました。毎回ランナーを出してしまいましたが、ストレートで押せたり、粘り強く投げていけたところはよかったと思います。今日出た課題をしっかり修正して次回頑張ります」とコメントした。